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    ドイツの統一記念日


    2015-10-03

  • ドイツでは毎年10月3日が「統一記念日」として国民の祝日になっています。

    これは1989年にベルリンの壁が崩壊し、翌年東ドイツで、最初で最後の自由選挙となった人民議会選挙で再統一を狙うドイツ連合が大勝し、東西ドイツが統一に向けた交渉を開始したことから始まります

    両政府が条約締結を行い、1990年10月3日をもってドイツ民主共和国(東ドイツ)はドイツ連邦共和国(西ドイツ)に編入されることが定められました。

    ドイツではこの日を国民の祝日として定められていて、毎年連邦議会の議長出身の州において連邦政府のイベントとお祭りが行われます。2015年の今年はドイツ統一の25周年、フランクフルトで大々的なお祭りが開かれました。

    イベントの中心地であるゲーテ広場は、連邦政府の特別臨時テント(ガラス張りのしっかりした建物です)が設置され、様々な催し物が行われています。

    100年の歴史を振り返る映像モニターにも多くの人が立ち止まり見入っていました。

    中にはトラバント(旧東ドイツで作られていた乗用車)で乗りつける人も!

    市庁舎があるレーマー広場にはドイツ再統一のきっかけとなった1989年のベルリンの壁崩壊の大きな写真も貼られています。

    レーマー広場ではコンサートや色んなイベントが行われ、多くの人で賑わっています。

    マイン川沿いにはバイエルンの修道院ビール醸造所もテントを出しています。

     

    素敵な秋晴れとなった10月3日土曜日のドイツ統一の日は、皆が思い思いの休日を過ごしていました。


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