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6月からドイツでは、色とりどりの美しいバラが見頃を迎えています。
南ドイツの温泉保養地バーデン・バーデンには、国内では唯一、新種のバラが集まるバラ園「Rosenneuheitengarten(ローゼンノイハイテンガルテン」があります。クアハウスの裏山に広がるこのバラ園では、毎年6月に新種バラコンクールが開催されています。世界各国の栽培者から送られてきた100種類以上のバラの中から、最も優れたバラが専門家によって選ばれます。全体的な印象(形、目新しさ、葉、茎など)、花(花びら、蕾、色など)、病気に対する抵抗力、香りの4分野で審査され、100点中最も多く得点を獲得したバラが、最高賞「Goldene Rose von Baden-Baden(バーデン・バーデンの金のバラ)」として表彰されます。この他、6つの賞が優れたバラに贈られます。新しい品種のバラが、2年前から敷地内で栽培され、準備されます。すでに2017年のコンクールのために育てられているバラもあり、新しい名前のないバラを見ることができます。また今年で63回を数えるコンクールで、最高賞をとったバラの数々を見て歩くのも楽しいです。下記は2015年度のGoldene Rose von Baden-Badenと最も香しいバラに贈られる賞を受賞したバラ。なんとも言えない芳香1981年に連邦園芸博覧会がこの地で開催されて以来、7000㎡の敷地内に植えられたバラは、市の公園局(Gartenamt)の専門家により念入りに手入れをされています。2003年には、世界バラ協会からもっとも美しいバラ庭園として表彰されました。毎年3月半ば~10月半ばまでの期間、毎日9時~暗くなるまでオープン。入場料は大人1€、18歳以下無料。Rosenneuheitengarten auf dem Beutig in Baden-Baden
(住所)Moltkestraße 76530 Baden-Baden
バーデン・バーデン:バラのコンクール
2015-07-03
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