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    フランクフルト:シュテーデル美術館


    2018-09-01

  • こんにちは!

    ドイツに観光にいらっしゃる方でフランクフルトにお立ち寄りになれる方は決して多くはないのが現状です。少しでも興味を持ってもらいたく、今日はフランクフルトのシュテーデル美術館を紹介します。銀行家のシィテーデルによる寄付によって設立された美術館です。

    例えば、パリのルーブル美術館、マドリッドのプラド美術館等に比べるとこぢんまりとした美術館ではありますが、それも魅力の一つではないでしょうか。有名な巨匠が描いた作品をサクッとみる。だらだらせずにサクッとです。2時間あれば十分なほど見て回れます。

    一番日本人の方に有名で人気があるのが、フェルメールが描いた『地理学者』。絵の男性の右側に黒い小さな点があります。それを中心に遠近法で絵を描いたのだとか。探してみてください。

     ルノワールの作品『昼食後』、この絵には新しい説があるらしくこの3人が三角関係なのだとか。柔らかいタッチの絵ですが、実はドロドロした現実を隠すかのように描いたのかもしれませんね。

    その隣にはルノワールの『読書の少女』。いろんな色が使われているためこの絵が置いてあるだけで周りが華やぐ気がします。

     その他に、ピカソ、マティス、シャガール、モネ、レンブラント、アルブレヒト デューラー、ルーカス クラナハ、ムリリョ、ボッティチェリなど有名な画家が勢ぞろいしています。

    今回美術館に行った際は特別展としてルーベンス展をやっていました。こちらは常設展ではないので、たくさんの人でにぎわっていました。

     最後に、私が一番気に入っている絵を紹介します。絵の作者はHans Thomaという人です。あまり知られている人ではないと思います。しかし彼が描いた『”Die Oed” View of Holzhausenpark』にとても惹かれました。青いそら、緑が生い茂り、その中心に白いお屋敷がポツンとあります。手前の本は聖書だそうです。とても平和な雰囲気が漂ってきます。自分があたかも窓からその風景を実際に見ているかのような錯覚に陥りました。

     実際、歩いて同じ場所らしきところを訪ねてみました。今は建物が増えて絵のとおりの風景とはいきませんでしたが、面影は非常にありました。

     シュテーデルの常時の展示の会場には人はまばらで、フェルメールの地理学者の前などには人が全くいず余裕をもって見ることができました。そのためか満足感もひとしおです。また、シュテーデル美術館は壁の色がそれぞれの区切りによって異なります。それも作品との調和などを考えてのことだそうです。奥が深いです。

    フランクフルト中央駅から徒歩15分、U Bahn Willy Brandt駅から徒歩10分ほどで到着できます。

    シュテーデル美術館

    Schaumainkai 63, 60596 Frankfurt am Main

    Mon 休館

    Tue/Wed/Sat/Sun 10:00 – 18:00

    Thu/Fri 10:00 – 21; 00

     


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