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今年もクリスマスマーケットの為に、11月8日フランクフルト・レーマー広場にクリスマスツリーが設置されました。
クリスマスツリーは毎年厳選に厳選を重ねて、ヨーロッパ各地から選ばれますが、今年はチロル地方の全長33メートルにもなる下の写真の巨大なツリーが選ばれました。
推定樹齢はなんと110年だそうです!重さは9トンにもなります。
ちなみに、昨年のクリスマスツリーには、スイスのバーゼルから32メートルの木が選ばれました。
© Tourismus+Congress GmbH Frankfurt am Main, Fotografin: Ines Philipp
木を選ぶ最低限の基準は、
・30メートル以上の高さがあること
・自立して立てる木であること
この2点です。
簡単に思えるかもしれませんが、30メートル級の木を見つけ出すのはなかなか一筋縄にはいかないそうです。全長30メートルということは、樹齢が少なくとも80~90年なくてはいけません。それだけ長生きしている樹木は、見つけやすい場所にはなかなかありません。
ようやく探し出しても、そこからがまた大変。これだけ大きな木なので、輸送も一苦労です。消防団と警察に誘導されながら、トラックに積まれたツリーはフランクフルトにやってきます。
©Heike Lyding
道路はツリーの為に交通規制がかかり、慎重にゆっくり運ばれます。それでも、過去には輸送中にツリーの先端、数メートルが折れてしまったこともあるとか。
©Rainer Rüffer
こうしていろんな苦労が詰まった、クリスマスマーケットのシンボルであるクリスマスツリーを、フランクフルト市民は毎年楽しみにしています。
今年の木は立派だとか、去年に比べて飾りつけがイマイチだとか、思い思いのことを(好き勝手に)話しながら、グリューワイン片手にマーケットを楽しみます。
フランクフルトのクリスマスマーケットは2016年11月23日から12月22日まで開催されます。 ぜひお楽しみに!
フランクフルト・クリスマスマーケット
期間:2016年11月23日~12月22日
月曜~土曜 10時~21時
日曜 11時~21時
また弊社ではフランクフルトとミュンヘン発で日帰りクリスマスツアーを販売しております。是非ご参加ください。
フランクフルト:クリスマスマーケットのシンボル
2016-11-09
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