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スペイン料理は今では世界中で称賛されるほど、2022年11月に開催されたミシュランのレストラン決定では、スペイン全国では249店がミシュラン星付きに選ばれました。
地域ではカタルーニャ州が一番多く52店、続いてマドリッド州の24店となります。
と言うことで、マドリッド州のバルデモロ(Valdemoro)にある一つ星レストラン・チロン(Chirón)を訪ねてみました。私にとっては初めて食べるテイスティングメニューMenu degustaciónです。何種類かあるメニューからJARAMAコースを選んでみました。 どんな物が出てくるのかワクワク。出てくる順番通りに料理を紹介します。ではご覧あそばせ・料理名: Croqueta de jamón Ibéricoイベリコハムのコロッケ、ガリシア産ピーマン PIMIENTOS DEPADRON、オリーブの実にベルモットを入れて。スペインのコロッケはベシャメルソースで作られています。コロッケはとろける美味しさでした。衣は多分パン粉。 近年スペインでパン粉は流行り料理名: Infusión de manzana de hielo料理名を訳すと、冷たいアップル茶お茶も冷たかったですが、器がビンビンに冷えていました。お味は、ごく普通のアップルジュースでしたね。料理名:Selección de aceites y mantequillas de la Comunidad de Madridスペインはオリーブオイルの生産が世界一。質も多分一番だと私は思います。スペインのオリーブオイル生産地と言えば、アンダルシア地方のハエン県のバエナ(Baena)辺りが名高いですが、ここマドリッド州でもオリーブオイルが作られているんですよ。マドリッド州チンチョンで取れたバージンオリーブオイル 3種類と自家製バター3種類(ノーマル、ピスタチオ、ビート)の微妙な味比べ。料理名:Vieira de monte
Curry verde de la Vega con guisante lágrimaホタテ貝と涙グリンピースのグリーンカレー涙粒ほどのグリンピースはスペインで高級野菜の一つです。料理名: Perdiz a la toledanaマドリッド州のお隣、カスティーリャ・ラ・マンチャの首都トレドの名物料理であるウズラ。手で取って食べてくださいと言われたこの料理は、ウズラの細く切った肉の煮込みを揚げたもの。料理名: Yogur de morcillaほんとに某有名ヨーグルト(Dano。。)にそっくりでしょう。でも中身は全く異なって、ナチュラルヨーグルトの下に腸詰めのピューレーが隠れているんですよ。料理名: COCIDO MADRILEÑO
Brioche de ropavieja, caviar de Daganzo y la sopaここからメイン料理に入ります。マドリッドの伝統料理の一つ、コシードは肉、腸詰め、野菜、ひよこ豆を長時間煮込んだもの。庶民の料理として食べられてきています。でもここでは、銀の器で出てくるなんて、、、まるで宝石箱みたい。そして開けてみると。。。ブリオッシュが現れました!!ブリオッシュの中には、お肉と腸詰めが入っていて、その下には、コシードスープがスープの中からひよこ豆が登場が、食べてみると、豆ではありません!??味と形をしたひよこ豆の創作物です。料理名: Mojete de tomates semisecos, sardina yaceituna Kalamataトマト、イワシ、スイカの酢の物トマトと思って食べた同じ○形のスイカが1つ混ざっていました。やられたっという感じ。料理名: Ostra con polvo helado de tomate ypepino encurtido生ガキのトマトときゅうり添え写真では分かりずらいですが、カキが載っている石がとっても冷たくて白い煙が立っていました。料理名: Soldadito de Pavía
Guiso de callos de bacalao a la madrileñaタラのフライとタラの内臓の煮込みフライの下にある木くずのような物も食べられるんですよ。味はほぼ無く、何なのか尋ねてみましたが、秘密なのか教えてもらえませんでした。料理名: Wellington de ciervo最後のメイン料理鹿肉のウエリントン風目の前でサーブしてくれます。流石にここまでくるとお腹はほぼ一杯になってましたが、頑張って食べました。そして、デザートへ。デザートは別腹なので、大丈夫かと。料理名: Mojito de melón y anís de Chinchónメロンとアニス酒のカクテルさっきまでのお腹いっぱい感を直ぐに消化してくれそうな冷たいデザート。胃の中へスッと入った感じ。冷たくて白い煙がテーブルに舞い散っていました。こういった演出もこの手のレストランでは大切ですね。カクテルを飲んだ後は、メロンとシャーベットが出てきました。料理名: Rosquillas de mi madre料理名を訳すとお母さんのロスキージャスロスキージャスはマドリッドの伝統菓子。右側のデザートです。で、なんで卵があるの ??卵はチョコレートで、器で出された白い粉に卵を砕き、粉に合わせて食べると、なんと、ロスキージャスの味になるんです。 不・思・議料理名: Financiero de almendras / Nube de violetas / Gominola de frambuesaそして最後の最後は、プティフールとコーヒーでおしまいここからはレストランの紹介に入ります。メインダイニングは上の階にあります。白がメインの内装は明るく清潔感があり気持ちよく食事が出来ました。レストランスタッフも大変フレンドリーで心地よかったです。レストランの地上階入口からメインダイニングへ上がる階段レストラン入口何気なく歩いていたら見落としそう。更に、↓↓ を見て頂くと、どこにレストランがあるのか、ちょっと分からないですよね。赤い車の前の黒い車がある所がレストラン入口となります。私も、え!こんな所にあるのか!!と思いました。マドリッド市から車で約30分、小さな町バルデモロ(Valdemoro)にある隠れ家的★つきレストラン。マドリッドの伝統料理やお菓子を取り入れたメニューは絶品で、想像していた以上に幸せな時間を過ごせました。またいつか戻ってこれますように。。。CHIRON住所:Calle de Alarcón, 27, 28341 Valdemoro, MadridTEL:918 956974営業時間:火、水、日 13:30-15:30木、金、土 13:30-15:30 + 20:30-22:30月曜日休業マパッチ
【マドリッド】初めての経験 ミシュラン一つ★レストラン『CHIRON』で食べてみた
2022-12-06
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