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世界的に有名なクレイジーで危ないお祭りと聞いて
スペインの牛追い祭りを思い浮かべる方も多いかもしれません。スペイン、パンプローナで7月に行われるお祭りをサン・フェルミン祭りと呼び、中でもエンシエロ(牛追い)が有名です。
エンシエロは、スペインで闘牛の前に行われていた催しで
古くからスペイン人の中では雄牛に対する崇拝精神があり、闘牛には願掛け儀式的要素があるといわれています。2021年、今年度はコロナの影響でやむなく中止となったこのサン・フェルミン祭。
でもちょうど祭日当日にパンプローナへ訪れたので今年の町の雰囲気も少しだけご紹介しましょう!
こちら、従来のお祭り当日の様子。
パンプローナ市庁舎前広場前は白いワイシャツを着、赤いバンダナを巻き腰にはベルトを巻きつけた市民で埋め尽くされます。
今年はこんな感じ。少しさみしい・・
でもこのお祭を愛する地元の人は中止になっていても、お祭りの格好で陽気にビールを飲んでいました!
さて、エンシエロでは具体的にどんなことをするかというと、
アドレナリン全開になった闘牛数頭(おもに黒色)の前を、何百人の人々が走り抜け
別の雄牛6頭(おもに白色と茶色)が闘牛に続く・・・といった
スリル抜群、一歩間違えれば大怪我ではすまされないクレイジーなお祭り!
たった道幅4mほどの旧市街には仮設の木柵でコースが設けられ、
ゴールである闘牛場までの825mを人と牛が全速力で駆け抜ける。
道幅は狭く、坂道や階段、急な曲がり角などもあるのでハラハラしっぱなし!
観客は仮設の木柵の外側などから見学できるので
安全な位置から、かつ間近で牛に追われる人々を見ることができます。ここも、本来であればエンシエロのルートに使われる道。
ここはゴールの闘牛場。入口になるにつれ道幅がどんどんと狭まってゆくので一緒に駆け抜けていた人たちはおしくらまんじゅう状態、闘牛は突っ込んだり転んだりすることもあって結構危険ゾーンだそう。
小さく、それほど知名度もなかったパンプローナの町ですが
このお祭りはヘミングウェイの小説「日はまた昇る」の舞台として登場していることもあり、
瞬く間に世界的に有名になり、今日のサン・フェルミン祭りでは世界中の観光客、挑戦者たちが訪れます。サン・フェルミングッズも沢山!スペインらしい情熱の赤っ!
こんな可愛い広場も。
パンプローナ伝統のスイーツだとか。
私は絶対に見る専門ですが、来年こそ・・開催されるなら参加してみたいです!
皆さんもコロナ収束後、7月スペインに来れる機会があれば是非足を運んでみてはいかがですか?♪
とちゅ
スペイン・パンプローナの「牛追い祭り」
2021-09-02
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