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マドリッド州の管理釣場の一つ 【ラ・ハロ-サ・ダム管理釣場 /Coto Intensivo del Embalse de La Jaorsa】では、2月18日に今年最初の虹鱒の放流が行われた後、毎月1回の頻度で放流が行われてます。
スペインでは自然保護団体などからの圧力により、2016年から鯉や虹鱒などがスペインの生態系に重大な被害を及ぼす外来種リストに含まれたことで、管理釣場での放流も3年ほど中断された時期がありました。その間、ラ・ハロ-サ・ダムで残った虹鱒は原生のパイク (川カマス)や
冬場になるとやってくる川鵜などに捕食され、未だ魚影が薄い感じがします。このダムでは、虹鱒の他に、鯉、パイク、ブルーギルなども釣ることができます。 ラ・ハロ-サ・ダム管理釣場は、マドリッドから車で1時間弱、N-6 (コルーニャ街道)で北へ向かったグアダラマ市 (Guadarrama)に隣接するグアダラマ国立公園の中にあり、地元のラ・ハロ-サ・フィシング・クラブとマドリッド州が共同で運営してます。 ここで釣りをするには、マドリッド州環境局が発行する【釣魚免許証/ Licencia de Pesca】の他に、当日の釣りのパーミッション(Permiso de Pesca)が必要となります。 当日のパ-ミッションは、グアダラマ市のメインストリ-ト Calle Alfonso Senra 43 のRestaurante Valladolidで AM 09:00から入手できます。また、土曜と日曜のAM 07:30 - 09:00はラ・ハロ-サ・ダムの畔にある管理事務所(Caseta de Guardias)でも入手できます。 火曜日は禁漁、水曜はキャッチ&リリ-スの日に設定されいるので、要注意。 Restaurante Valladolid、カウンタ-の奥で当日のパーミッションを発行してます。現在、コロナ対策でテラス席をメインにして、屋内のテーブル数を減らして営業してます。
パ-ミッションを発行してもらっている間 小腹が空いたので、スペイン風にコップ入りのミルクコーヒ-にポ-ラス(チュ-ロスの極太版)を浸して食べて、いざ出陣。
ダムの畔にある管理事務所。ここでは、このダムで捕獲された10Kg級のパイクの剥製も見せてもらえます。
遠投用のフライ・ロッド(ライン7番、10フィ-ト)の準備を終えて、 管理事務所の裏側の牧歌的なポイントとダムの奥で小川が流れ込む人気のポイントを往復しながら約4時間、水温は16度、水生昆虫 (カゲロウ、ユスリカ等) のまばらな孵化はあったものの、鱒の反応が全くなく、失意のなか気を取り直し、最後に止水壁に近いキャッチ・アンド・リリ-ス・ゾーンへ移動することにしました。
ロッドを標識に置いた間に、鱒の好物のトビゲラがグリップに止まりました。こんなにエサが豊富にあるのに虹鱒たちは活性化せず、ハロ-サ・ダムの中で最も魚影の濃いポイントであるはずなのに、ものの見事に当たりがなく、次回に希望を繋げ早々と退散をきめました。
ダムの畔ではロックロ-ズやエニシダが満開でした。
奥に見える十字架は、スペイン市民戦争で命を失った無名戦没者を祀る“死者の谷”(Valle de los Caidos)の教会堂の上に聳え立つ高さ150 m x 横46.4 mの世界最大級とのことです。
Fario
ラ・ハロ-サ・ダム管理釣場 / Coto Intensivo del Embalse de La Jaorsa
2021-05-29
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