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スペインのワクチン接種は、政府が策定した職業や年齢、特別な疾病などに基づいた優先順位に従って進められており、各州によってばらつきはあるものの、約20%の国民が少なくとも第1回目のワクチン接種を終え、7.2%は2回目の接種を終えいる。
現在、60~ 69歳の人々を対象にアストラゼネカのワクチンの接種が進められてますが、 今後は、2回の接種を必要とするワクチンで2回目を終えていない80歳以上の人にはファイザーまたはモデルナのワクチン。70~79歳については1回だけの投与とされるジャンセンのワクチンが接種される予定です。
新型コロナの感染拡大の第4波が続く中、4月19日の夕刻にマドリッド州保険局より携帯電話のSMSにワクチン接種の案内を受取りました。突然、翌日の4月20日 13:05 からWANDA METROPOLITANOでワクチン接種を行うというメッセ-ジに驚きながらも、 折り返し『承諾』、『拒否』、『延期』のいずれかを選択して返信するよう指示があり、『承諾』を押すと下記のメッセ-ジとQRコードが来ました。
2021年4月20日、現地サッカ-チ-ムのアトレティコ・デ・マドリッドのホームス・タジアム WANDA METROPOLITANO (24番ゲート)に15分前に集合とのことで、余裕をもって30分前に到着。
血栓症の問題で欧州医薬品庁(EMA)により一時アストラゼネカ社のワクチン接種が中断されたこともあってか、会場はかなり空いてました。
入り口の案内板には、ワクチン接種は完全予約制。IDカードとワクチン案内のメッセ-ジ (QRコード) を準備するよう表示。またワクチン接種に関連した電話番号も記載されていて、何かの機会に使えそう。列に並ぶことなく、入場ゲ-トを通り、中のコントロ-ルでIDカードとQRコードを提示し、係が確認した後、ワクチン接種の会場へ。
アトレティコ・デ・マドリ-ドの新しいグランドを横目に通路をひたすら奥へ進むと、ワクチン接種の会場へ到着します。各カウンタ-で2~3人が並んでいる程度で、すぐにワクチンの注射、上腕三角筋にチクリと痛みを感じたと思ったら、早々と終了。
ワクチン接種の後は、ワクチン接種証明書が渡され、奥のスぺ-スで副反応に備え15分間ほど待機。20分後に係が来て今後の注意事項について説明を行い終了。これまでの時間は約30分、気持ちよくスム-ズに事が運びました。
奥の待機スペ-ス
ワクチン接種証明書には、製造元Oxford/AstraZeneca 及びロット番号が明記され、第1回目の接種が2021年4月20日に行われたことを証明し、2回目の接種は10~12週に行うとなってます。また、ワクチン接種に伴う副反応に備え、連絡用のURLも記載されてます。
Fario
マドリッドで新型コロナのワクチン接種
2021-04-21
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