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    【スペイン、トマティーナ】トマトを投げ合い、世界と繋がる祭り


    2019-07-03

  • 大型専用バスから降りると、「ツーン」と匂う、甘酸っぱい草原のようなにおい。トマトを完熟させ、日干しにしていたらこんな匂いになるのかと、何か新しい発見、経験に胸がどきどきする感覚ができるのは、このお祭りだけかもしれません。

    世界でも3本の指に入る、世界3大珍祭り「トマティーナ」の季節が今年もやってきました!!

    地中海西部のバレアレス海に面する街、バレンシア。スペインでもマドリッド、バルセロナに次ぐ、3大都市。バレンシア中心地から電車で揺られること約1時間半、「ブニョール」という小さな村で、このトマティーナが開催されます。ブニョール市の人口は9千人余りと規模の小さい村ですが、このトマティーナの参加者は毎年3万人を超え、村は人々で溢れかえります。しかし、毎年一回しか行われないお祭りに村人はここぞとばかりに大盛り上がり。村全体を盛り上げようと、屋台、村整備と皆さん楽しそうに過ごす姿が目に受けられます。

    トマティーナは、毎年8月の最終水曜日に開催され、始まりは1940年代と言われているので、スペイン伝統のお祭りと言っても過言ではありません。

            

    トマティーナの起源は正直なところ、よく分かっておりません。

    道端で喧嘩を始めた住人が目の前の八百屋にあったトマトを投げ始めた、村政に不満を持つ村人が村長に向けて、トマトを投げた等、説はいろいろありますが、真実は1940年に始めた村人しか分かりません。

    さて、このトマティーナの最大の目玉とは一体何でしょう?

    もちろんトマトを投げることですが、トマティーナのスタート合図として、「Palo・Jabon」というのが行われます。お祭りスタート前に、石鹸がたっぷりつけられた一本の棒の先に生ハムが丸ごと一本付けられており、それをよじ登りゲットした時点からお祭りが開催されるのです。なんともユーモアのあるスタートですが、一回失敗すると次の人にチェンジとなるので失敗は許されません。生ハムをゲットした人はその年の英雄として扱われるとか....笑

    実際に誰も生ハムを取れなかった年もあるそうです。

    生ハムゲットから始まるトマティーナ、こんな大胆なお祭りにもちゃんとルールがあります。

    ・トマトは必ずつぶして投げる。

    ・人の服を破ったりしない。(これはトマティーナに限らずダメですけど....)

    ・トマティーナ終了の合図の後では絶対にトマトを投げない。

    ・危険なものを持ち込み、投げない。

    ここ最近は世界各国から集まるお祭りとなり、警備体制も強化され、コントロールが取られておりますが、ルールをきちんと守って、お祭りに参加してほしいですね。これらさえ守れば、あとはトマトをひたすら投げる!投げて、投げて、投げまくる!!

      

    約1時間のトマト合戦後、終了の号砲が鳴り響きます。

    もうみんなトマトまみれ。写真を見ても分かるように、目に入ると痛いのでゴーグルをするのも通。服も水着、汚れてもいい服を身に着けてください。トラック数台から人々、道に流れ落ちていくトマトで洪水状態になります。

      

     

    しかし、いつも間にかトマトを投げ合う中で仲良くなり、勇者のように喜び合う人々が多く、お祭りの楽しさは最後まで続きます。

     

    世界3大珍祭り「トマティーナ」。トマトを投げ合うことで世界中の人々と仲良くなり、時を分かち合う。こんなピュアで面白いお祭りはあまり経験することが出来ません。

    ブニョールという小さな村で行われるので、電車を使って一人で行くのも不安。乗り方も分からない....

    みゅうでは今年も「トマティーナツアー」を催行致します!!!

    マドリッド、バルセロナ、バレンシアの3方面から出発、お帰りも同じ都市、または違う都市での降車も可能です!!

    詳しくはウェブで!!

    https://www.myushop.net/options/detail/467?date=&country_code=ES&city_code=10017&theme1=&47&theme_name=&search_text=

    世界でも認められた祭り、一生に一回の思い出を味わってみませんか?

    ご参加お待ちしております!!

     

     

     


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