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マドリッドからちょっとお出かけ第2弾、今回はAVILA/アビラをご案内致します。
城壁の町と知られるアビラへは、マドリッド南バスターミナルより中距離バスで
約1時間半で到着します。
バスが町に近づくに連れ、立派な城壁がその姿を現します。
ただただ広い大地の中に、突如現れるような不思議な感覚を覚えます。
バスターミナルを出て、まずはインフォメーションセンターへ。
歩いて約10分ほど、アビラ博物館の地上階にありました。
私恥ずかしながらスペイン語は全くですが、
スタッフのお姉さんが英語で丁寧に見所の説明をしてくれてほっと安心。
ここで地図も購入できます。
アビラは、聖女テレサ・デ・ヘススが生まれ育った土地として有名なのだそうで、
聖女ゆかりの教会や修道院が点在しています。
この日は日曜とあって多くでミサが行われており、
町の中では世界各地から訪れているシスターを見かけます。
城壁を入ってすぐ、こちらはカテドラル。
ロマネスク調からゴシック調への過渡期に建てられたため、
スペイン最古のゴシック教会とも言われているのだとか。
中は撮影禁止なので残念ながらお見せできません。。
が、付属の博物館には美術品も展示されており、一見の価値がございます。
教会の一部に赤い斑点の入った砂岩が使われているため
白色と薄い赤色のマーブルのような温かい模様を作りだし、
よく目にするゴシック建築ともまた違った表情が見られました。
続いて、お昼まで城壁の上を歩くことにしました。
カテドラルのすぐ横のインフォメーションセンターの上から出発、
こちらでオーディオガイドも貸し出してくれました。
こんな形で城壁の上には通路があり、ここを歩きます。
残念ながら1周は出来ないそうですが、
現在は2ルートあり、城壁の約半周を見て回ることができました。
大きなカテドラルも、こんな風に見えちゃいます。
城壁の上で、またさらに見上げる建造物も。
広場や建物も、下から見るのとはまた違った雰囲気に。
入口から少ししか覗けないテラスも、城壁からはこんな風に。
テーブルクロスが、かわいい赤や白のドットでフラメンコを連想させます。
こんなテラスでのお食事もいいですね。
城壁の外には町が広がり、そのまた向こうには広く続く大地が見えます。
お天気もよく、風もあって気持ちの良い眺めが広がります。
城壁沿いには花が咲いています、ここには黄色いバラが。
こうして城壁の上でさらに上から、見渡せるスペースがあるのですが、
これをひとつひとつ石段を上り下りしていくと正直かなり大変です。
私はもちろん調子にのって最初全部にのぼっていましたが、”ほどほど”をお勧めします。
城壁を降りてこちらの門の隣には、ピンクのバラが。
門の隣には聖女テレサの像が、手には生花の束が供えられていました。
テレサ像の見つめる先には青い空が広がります。
通りを挟んで向かいは広場で、お昼近くなりテラスに人が集まってきました。
のんびりと歩きながらてくてく周ったのですが、
やはり町を一周りもすればお腹も減ります、、よね。。
今日のお昼は、当初から旅の目的の1つにしておりました
「カスティーリャ料理」を頂きました。
こちらは「ソパ・カステリャーナ」、
カスティーリャ風のバケット入りのにんにくの風味のスープです。
見た目少し辛そうですが、
卵が入ってにんにくが効いて体の温まりそうな食べるスープといったところです。
夏に食べちゃいましたが・・
そして、「アビラ牛のステーキ」・・・これがわたしの本来の目的です。。
ちゃんとデザートまで頂いて、また散策開始。
スペインはどこの広場にもやっぱり人が集まるんですね、
ひと雨が降ってまたいいお天気です。
サンタ・テレサ修道院ではパイプオルガンが響いてました。
そのすぐ横の博物館には、聖女にまつわる品々が展示されています。
中には外国語に翻訳された聖女の物語の本も。
マドリッドでもそうですが、
アビラでは本当にたくさんのツバメが飛び交っておりました。
夜には、城壁もライトアップされてまた素敵なんだそう。。
アビラにもパラドールがございます。
市内にご宿泊なさって、夜は川向こうまで出かけて
町のライトアップを楽しむなんてゆうのも贅沢な時間の使い方ですね。
ビーチリゾートではないけれど、
心もお腹もたっぷり満たされる週末でした。
皆様もマドリッドで美術館など楽しまれた後、
ひと足伸ばしてサラマンカやアビラへお出かけしてみてはいかがでしょうか?
Daso
マドリッドからちょっとお出かけ 【城壁の町/アビラ】
2013-08-02
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