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スペインを代表するトップワイナリーのひとつで、世界的にも有名な「ベガ・シシリア」。ここのフラッグシップ「ウニコ」は「スペインワインの王」とも呼ばれていて、スペインでももちろんいい値段してますが、日本ではだいたい1本7万円ぐらい。われわれ一般庶民にはなかなか手が出せない高級ワインです・・・
そんなスペイン一のワインを作るベガ・シシリアのワイナリー。普段は一般にはオープンしていないのですが、今回偶然にも見学させていただく機会がありました。ほとんど酒が飲めない、ワインに全く詳しくないこの私でも、「こんなチャンスはめったにない!」と、非常に胸をおどらせて見学したのでありました。
ワイナリーは、D.O.(原産地呼称制度の産地)「リベラ・デル・ドゥエロ」の地域にあり、マドリッドとブルゴスのだいたい中間ぐらいに位置します。
酒蔵の入口の扉にある、ベガ・シシリア「ウニコ」のマーク!!しびれます。
ワイナリーのそばには広大なぶどう畑が広がります。とってものどかでいい感じ。良いぶどうだけを使用するため、40パーセントぐらいの果実は途中で切り落とされてしまうそうです。
ベガ・シシリアの醸造責任者、ゴンサロさん。若干39歳にして、スペイン最高峰ワインの醸造の全てを任されています。気軽に「ゴンちゃん」なんて呼んでましたが、すごい人なのです!優しく丁寧に、たくさん説明してくれました。
「ウニコ」は、収穫してから10年以上の熟成の期間を経て、やっと市場に出荷されます。最初に大樽で1年間熟成した後、新しい小樽で2年、さらに古樽で4年。合計7年いろんな樽で熟成されます。そのあとボトルに詰められ、さらに3年以上熟成されるのです。ほんと、気の長い話です。
こちらは別の銘柄用の醸造タンク。近代的なステンレス製です。
小樽の中で熟成中・・・
ほかの世界の一流ワイナリーと同様、やはり醸造用の樽は自家製です。職人さんがひとつひとつ作っています。
圧巻!「ウニコ」の壁!!蔵の中に「ウニコ」のボトルがずらーっと並び、右も左も上も下も「ウニコ」だらけ。これだけの数のウニコを一度に見るのは、おそらく一生のうち、最初で最後でしょう。ボトルに詰められて熟成中です。
テイスティング中のゴンサロさん。この時ばかりは、厳しいプロの表情に変わります。とてもとても、ゴンちゃんなんて呼べないオーラが漂います。
敷地内には、日本(風?)庭園もあります。
「ベガ・シシリア」は残念ながら見学不可なのですが、【みゅう】では、同じリベラ・デル・ドゥエロ地域の有名ワイナリーを貸切専用車でめぐる、プライベートツアーをご用意しています。プライベートツアーなので、他のお客様に気兼ねする必要もありません。ワイン好きな方にはたまらないツアーです!
マドリッド発
【プライベートツアー】 赤ワインの産地・リベラ・デル・ドゥエロ1日観光 ~スペイン原産地呼称ワイナリーを訪ねる~YH
スペインワインの至宝! 「ベガ・シシリア」のワイナリー
2016-12-10
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