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今年もバレンシアの火祭り<ファヤス>が終わりました。
18世紀から始まったといわれるこのお祭りは、大工職人の守護聖人のサン・ヨセフの日に古い材木を燃やした事が始めとされています。この日はイエス・キリストの父サン・ヨセフの日であることから、スペインでは父の日もお祝いされています。
スペイン語でファヤスと言うこのお祭りは、スペイン三大祭の一つであり音楽、食べ物、花火、パレードといろいろと楽しむ事がいっぱいです。
その内、火薬はお祭りの重要ポイント!2月の最後の日曜日から3月19日まで毎日大爆竹ショーが行われ、1日に180キロ以上の火薬が使われます。
今年は世界遺産登録を目標としているためか通常より寒く雨も降りましたが、昨年に劣らず気合が入ってました!
また、お祭り期間中 (3月14日~3月19日)は毎晩花火が上げられます。今年も本当に綺麗でした!!!
でも、メインはやはりファヤスの人形!町中に飾られる各人形にはテーマがあり物語を語りながら、「人間や社会を考える」と言った見た目より深い面のあるお祭りなんです。
今年の2等賞はこちら (一等賞の写真取れませんでした。。。):
テーマは「私のが1番!」、人間って自慢が好きですよね。
でも、どの人形もすてき!
夜になると各ファヤのイルミネーションが始まる。簡単にライトアップされる人形もあれば、人形よりイルミネーションに力を入れているのもあります。
そして。。。お祭りの終わりを告げるのは町中のファヤスが燃えつくした時。夜の10時から3時過ぎまで燃え続けるバレンシア。。。
唯一お祭り後生き残るのは、聖母マリアさま。ビルヘンマリア様を模った大きなマリア様が作られ、彼女の衣装をカーネーションで色づける!毎年衣装の模様が変わるのがポイント。お祭り後、数日間ビルヘン広場に飾られます。
今年もいい火祭りでした!ファヤス人形職人も来年のためにもうすでにファヤ人形を作り始めているでしょう。2017年も楽しみですね!
Moai
バレンシア火祭り2016年終了!
2016-03-23
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