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「サンティアゴ巡礼の道」を自分の足で歩いてみませんか?ここ数年、日本のテレビ番組や旅行雑誌でも 「サンティアゴ巡礼の道」 が取り上げられ注目を浴びています。巡礼の道のゴールとなるサンティアゴ・デ・コンポステーラは、スペインのガリシア地方に位置し、降雨量も多いこの土地は緑が多い土地です。スペインというとフラメンコ、乾燥した大地に大きな青い空をイメージしていると全く違った雰囲気を味わえるはずです。ここで簡単に巡礼の道の歴史をご案内します。キリスト死後、キリスト教を布教していたサンティアゴ(ヤコブ)は殉職するのですが、彼の弟子達はサンティアゴの遺骸を舟に乗せて送りだします。その遺骸が辿り着いたと言われているのが、スペインガリシア地方でした。その後遺骸は一時期行方不明となりますが、9世紀になりサンティアゴの墓が発見されます。その墓のあった場所が、サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂となるのです。今ではエルサレム、ローマに並ぶキリスト教の三大巡礼地の一つとなっています。さて、今日は「サンティアゴ巡礼の道」の中でも最もポピュラーなフランスの道と呼ばれるルートの一部を歩いてみます。巡礼の証明書を入手するには、徒歩で100KM、自転車で200KM という決まりがあります。さぁ、巡礼証明書を手にいれるためにサンティアゴ・デ・コンポステーラから112KM手前のSARRIA(サリア)の街から出発です!!1日目: MADRID - SARRIA 車にて移動翌日の巡礼ルートのスタートに興奮しながら、SARRIAの街で休みます。出発は午前8時。しっかり睡眠をとって明日に備えます。2日目: SARRIA - PORTOMARIN 約23KMを歩きます。SARRIA最初から坂道でスタートですが、頑張るぞ!巡礼の道のコツは、お日様が高く登る前に宿泊地をスタートして昼(14:00)までには歩ききること。5月から10月頃までは、日差しも強いし日中も気温が上昇して暑いのでこれに尽きます!SARRIA 出発時。朝日を浴びながら!ようやくPORTOMARINに到着です。3日目: PORTOMARIN - PALAS DE REI 約25KMを歩きます。さぁ、今日も頑張るぞ!巡礼の道は緑も多く、自然の中を歩いていると心も洗われるようです。PALAS DE REI の宿泊所に到着!ログハウスみたい4日目: PALAS DE REI - ARZUA 約29KMを歩きます。少し疲れも出てきましたが、まだまだ。足に肉刺が出来ないように靴下を重ね履きしたり、靴の中敷を入れたりも有効です。今日は30KM近く歩くので気合を入れてスタート!小川が流れる巡礼路。木陰になって気持ちいい!本日の到着地ARZUAの街外れの景色ARZUA は他の街に比べると比較的レストランやバールも多いので、夜は近くのレストランで食事。ガリシア地方の海で取れる魚介類や山岳部で育てる牛肉も美味しいとスペイン人達にも言われるほどです。是非、地元で味わってみて下さい。5日目: ARZUA - LAVACOLLA 約28KMを歩きます。今日のお天気はイマイチ。何とか雨が降り出す前に本日の到着地LAVACOLLAへ到着したいです。ガリシア地方は降雨量も多い地方です。雨具は必ず持って歩きましょう。巡礼路で見かけたリス達巡礼者とすれ違う時は挨拶します。6日目: LAVACOLLA - SANTIAGO DE COMPOSTELA 約10KM 最後のルートを歩きます。最終日ということもあり気合が入ります。今日はついにサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂を目指します!サンティアゴ5KM手前にある「歓喜の丘」到着しました!!いつも巡礼者で賑わう大聖堂大聖堂にて12:00から行われる「巡礼者のミサ」に出席しました。運よく寄付をした方がいたため、ボタフメイロ(香炉)が見学出来ました。通常の巡礼者のミサでは寄付がないと見ることが出来ません。みゅうマドリッドをご利用いただいた日本人のお客様に、サンティアゴ巡礼の道 フランスからサンティアゴまで全ルートを1ヶ月半かけて歩かれた方がいらっしゃいました。全てのルートが終了し、マドリッドにいらした際には、お話を楽しくうかがわせていただきました。「人生が変わった。機会があれば是非あなたも挑戦みて下さい」とのお声をいただきました。なかなか長期休暇をとることは難しい、でも巡礼の道を自分の足で体験したいと思われてる方もいらっしゃるかと思います。みなさん、頑張って100KMを歩いてみませんか。詳細は、ウェブサイトをご覧下さい。
サンティアゴ巡礼の道を歩く 5泊6日 <マドリッド>
2013-04-03
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