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先日、バルセロナ郊外のペネデス地方にあるワイナリー「JEAN LEON(ジャン・レオン)」の見学に行ってきました。
設立約50年ほどの新しいワイナリーです。
周りに工場などがない高台にあるのでワイナリーからの景色は最高です。
このワイナリー見学の特徴は、なんと言っても電動アシストマウンテンバイクで一周約5キロのワイン畑をサイクリングすると言うアクティビティがあるところです。
ワイナリー近くは舗装されているのですが、畑の中に入ると凸凹の多いあぜ道になるので、慣れない電動自転車で走るのは一苦労です。
サイクリング後はワイナリーに戻り、このワイナリーの創設者ジャン・レオンの紹介ビデオの上映です。
ビデオの言語にはスペイン語、英語のほかに日本語もあり、数ヶ月以内には中国語版やロシア語版も出来上がるそうです。
最近の中国やロシアからの観光客増加にすぐ対応する姿勢はさすがですね。
ワイナリー創立者のセフェリノ・カリオンはスペイン北部にあるサンタンデールという街の出身です。
ではジャン・レオンという名はどこからきているのでしょうか?
実はセフェリノは若き頃アメリカ合衆国に渡り、俳優を目指していました。
その時に使っていた俳優名をワイナリーの名前にしたのが由来となっています。
結局、俳優としては開花しなかったのですが、その時期に得た多岐にわたる人脈を活かしスペインに戻りワイナリーを設立するというストーリーです。
ビデオ終了後はおまちかね、ワインテイスティングのお時間です。
白ワイン1種と赤ワイン2種をテイスティングしました。こちらの白ワイン(シャルドネ)は白ワインには珍しくボディがあり、しっかりした呑み応えのある1本でした。
その後の昼食は、カタルーニャ地方名物の焼きネギ「カルソッツ」でした。
カルソッツについて詳しくは過去のブログ記事
カルソッツ祭 <バルセロナ> をご参照ください。
このカルソッツに付けるロメスコソース、カルソッツ以外に付けてもとてもおいしいのです。
パンに付けたり、ベイクドポテトにたっぷりかけたり、なんにでも合うのではないでしょうか。
スーパーでも手軽に入手できるので、是非日本へお土産に持ち帰ってオリジナルの食べ方を見つけてみるのも楽しいのではないでしょうか。
昨今、自家農園以外で栽培されたブドウを混ぜてワインを醸造しているワイナリーも存在しているのですが、ジャン・レオンのワイナリーはそういったことをせず、自家農園で栽培されたブドウのみを使うというこだわりを持っているのが特徴です。
アメリカン・ドリームを成し遂げたジャン・レオンの精神を受け継いだワイナリー、機会がございましたら訪問されてみてはいかがでしょうか。
ワイナリー JEAN LEON
Pago Jean Leon
08775 Torrelavit (Barcelona)
ワイナリー JEAN LEON 見学 <バルセロナ>
2013-02-22
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