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    ピレネーの旅 ~その1~


    2014-10-12

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    ちょっと時間が遡りますが、8月半ばにスペイン側とフランス側のピレネー山脈に遊びに行ってきました。4人でドライブ、平均年齢は55歳をかる~く超える女子旅です。

      

    初日はマドリッドからカタルーニャ・ピレネーまで640kmをドライブ。サラゴサ、ウエスカ、バルバストロと一気に走り、ランチの後はPont de Sortから北上してピレネー山脈へ分け入ります。

     

       目の前に、屏風のように立ちはだかるピレネーの山々が見えてきました。

      

     そしてどんどん山に分け入って行くと、あっちこっちにこんなきれいな湖が見えてきます。

     

    そして、たどり着いたのが、Caldas de Boiの温泉宿、スパ施設のあるHotel Manantial。

     スパとホテルの他は何もない、あるのは大自然だけ。夜、窓から外を見たら、山の稜線の輪郭がうっすらと見えると思ったら・・・うわぁぁぁぁ、すごい星空。星ってこんなにたくさんあったのね、まさに、降って来そうでした。 

     

    2日目、天気予報では雨のはずが・・・大外れ、抜けるような青空。今日は、アイギス・トルテス国立公園の氷河湖のひとつ、ジョング湖(Estany Llong)まで登ります。

    ボイ(Boi)の村まで10分ほど車で下り、そこから相乗りジープ・タクシーでアイギス・トルテス国立公園の中へ。

     

     ボイ村のロマネスク教会の横がジープ・タクシー乗り場。

     相乗りのお客さんはほとんどがカタルーニャ地方の人たち、犬を連れた人がたくさんいました。公園内をジープで20分ばかり登り、山小屋のある広場で降車。ここから目的地ジョング湖(Estany Llong)までは片道1時間、平坦なコースだから楽勝、と言われたのですが、実際には片道2時間かかりました。360度全て山また山、冷たくて透明な水の流れ、川、滝、湖。驚くほど鮮やかな色の花を咲かせている高山植物たち、羊や牛の群れ・・・とにかく素晴らしい遭遇が多すぎて、とっとと歩くことなんてできません。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    最後の難所(ゴロゴロの岩だらけの急斜面を)を乗り越えたら視界が開け、ジョング湖が見えてきました。この湖はアイギス・トルテス国立公園にあまたある氷河湖のひとつ。登りはかなりきつかったけど、この景色を見たら、疲れを忘れます。

     

     

    湖畔には売店も自動販売機もありません。ただただ、素晴らしい大自然だけ。

     

     

     

    同じ道を戻るのですが、帰りは短く感じますね。

     

     

     例の山小屋の前で、再び乗り合いジープタクシーに乗り、20分ほど揺られてボイの村に戻ります。ドライバさんたちは毎日何往復もして慣れたものですが、ガードレールもなく舗装もないカープだらけの道なき道、自分じゃ絶対運転できないです。

     

     ボイの村は絵の様に可愛らしい。すぐ隣の村、タウルでお昼ご飯を取ることに。タウルの村も、石造りのシンプルな建物に赤いゼラニウムが映えて、可愛くって綺麗。

     

     

     世界遺産の壁画が納められているロマネスク教会、サン・クレメンテ教会が正面に見えるレストランのテラス席でこの地方の名物料理を頂きました。前菜、主菜、デザートとも4人がそれぞれ別の物を頼み、例によって、ちょっとずつ味見させてもらいました。なんと、どれも全ておいしかった。青い空の下、美しい山々に囲まれ、世界遺産を見ながら、美味しいランチ、幸せ!

     

     

    つづく(次はフランスピレネー編)

     

    Lucymama

     


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