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“Reencuentro” というタイトルをつけたプラド、意味は“再会”です。
また名画に会える喜び・・プラドファンだけでなくてもモニュメントが再オープンし始めるということは、徐々に日常が戻りつつあるという事も意味しています。普段は車や人が行きかうこの賑やかな首都マドリッドは数か月間静まりかえっていました。スペインに暮らし始めて数年、こんな情景見たことがありません。
そして太陽の日差しが日に日に強くなる今日この頃、ついにプラド美術館が再オープンしました!ただいま~日常!
巨匠のひとり『ゴヤ』もじっとここで来館者を待っていたことでしょう
まだマドリッド(特に中心地近辺住人)内でしか来館者がいないのでのんびりと館内を見ることが可能です。今後マドリッド以外や海外からの観光客が増えたら、人数制限やすべてオンライン予約なので入手は難しくなるでしょう
ソーシャルディスタンシングは2m 保って並びましょう
順番にチケットを購入→スタッフの指示によりセキュリティーゲートへという順になるので入場まで時間がかかります。15分前には並んでくださいと発表してます。入場口はこちらの『ゴヤ門』です
その次は ①チケット確認 ②足裏消毒 ③・・熱ない? 自動検温器を設置してます。体温37.5度以上は入場不可です。
さらにこちらの案内
(左上)細目に消毒しましょう
(右上)咳をする時はこのようにしましょう
(下)使い捨てティッシュを使いましょう
注:咳やくしゃみ、鼻をかむときもハンカチを使うのが習慣でしたのでこのような注意書きも
現在入室可能なのは2階部分となっています。
本来1階(スペインでは0階)にあるゴヤの有名な作品『5月2日』『5月3日』が通常通り2階に展示されている他のゴヤの名作『カルロス4世とその家族』と同じ場所に展示。その他のゴヤの作品『裸のマハ』『着衣のマハ』、巨匠ベラスケスの『ラスメニーナス』などは変更なしで通常通り2階に展示など。このように名画が集中して展示され、短時間で多数見れる工夫がされているのも感染対策でしょう。そして出口は『ムリーリョ門』となっていて左(ゴヤ門)から右(ムリーリョ門)の方向へ抜けていきます。他の部屋はほぼ閉鎖されています。
また、本館・新館とも売店はオープンしていますし、トイレも使用できます。
☆この展示形式は9月15日まで(状況次第で変更あり)
今後さらに状況が改善されたら、美術館だけでなく劇場や闘牛場なども開き私たちが芸術にふれる機会が徐々に増えて行きます。マドリッドは2段階目に進んだだけでまだスペイン全土警戒態勢が続いています。決して油断せずに感染防止に努め、皆さんがまた安心してスペインを訪れる日が来ることを心待ちにしています。
toybooylila
【マドリッド】~ Reencuentro “再会” ~ スペインの宝・プラド美術館再オープン✨
2020-06-11
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