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バスク地方、サン・セバスチャンから約50km、魚の炭火焼きとして有名なゲタリアからは約30kmの距離にある『オンダロア』(Ondarroa)。ここは、イワシの水揚げ量が多い村なんです。新鮮な美味しいイワシを探してここまでやって来ました! (訪問時:2019年4月)
観光地ではないので、昔ながらの坂道の路地を残すバスクの漁村
アイルランドをイメージする蔦が茂った古い教会などもあります。
観光案内書のスタッフお勧めのレストラン『Sutargi(スタルギ)』 偶然にも街中でオーナーシェフと会って紹介してもらい、夕食はここに決定!1階はバル、2階がシックなレストラン。この日はレストラン休業日、鮮魚はないが軽い食事ならということでお邪魔しました。
何を頼もうか迷っていたら、オーナーシェフがおまかせ料理でいい? と聞いてくれたので、是非にとOK。シェフ自らが他都市のグルメ市で見つけた生ハムを使ったお通しをまず。めちゃくちゃ美味しい!!
そして魚のタパスが登場!!オンダロアは漁獲量も多いので、この近辺のエリアは魚の加工業が盛んなんです。ツナの瓶詰めを使った一品ですが、この爽やかなソースとの相性が抜群。新鮮な身が引き締まったツナを保存しているので、魚自体に味があり本当に美味しい。
そしてイワシが登場!!新鮮な物は素材だけで美味しい!という事を実感させてくれる品。上質のオリーブオイルとイワシ、トマトソースのシンプルな一品。これ生じゃないのに、新鮮さが分かる!!
このレストラン、この地方の名物料理:メルルーサのオンダレサ風という分厚く切ったメルルーサの一品の発祥の店なんです! 普段は、この一品を楽しむお客さんで賑わっています。
さて、今回の旅の目的イワシの市を見るために早起きします。
到着する舟から揚げられる新鮮なイワシたち。目を見て下さい!!魚屋に売ってるものとは違ってピチピチでしょ。これを醤油で食べたい
ここで競りが行われます。その日にイワシが捕れたかは、街中に流れる朝のサイレンで知らされるそうです。
オンダロアは宿泊施設も少ないので、ゲタリアかサン・セバスチャンを起点にして日帰りするのもいいかもしれません。地元の人しか知らない店ですが、海の素材を活かした店も美食の街バスクならではです。
Sky
バスクの小さな漁村で新鮮なイワシを食べる
2020-06-06
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