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マドリッドから北東に車で4時間程走らせたところに、アルバラシンという小さな町があります。ツアーではほとんど行くことのない村ですが、知る人ぞ知るスペインで最も美しい町のひとつなんです。スペインと聞いて最初に思い浮かぶミハスを代表とした白壁の街並みとは異なり、中世にタイムスリップしたような褪せた赤壁がとても印象的です。町の中に入ってみると、まるで絵本の中の世界です。珍しい青壁の家や、今にもくっつきそうなくらいに建つ家・・・迷路のような路地。ドアには不思議な動物だらけ。町の中心のマヨール広場にある風見鶏は何やらドラゴンを倒す騎士のよう。アラブの香り漂うカテドラル。町は前方を崖、背後は山に挟まれていて、山の上には城壁が残っています。自然を巧みに利用したその様相は、『鷲の巣』という別名を持つのも頷けます。この城壁にも登れますが、柵も何もないのでかなりの勇気が必要です(泣)城壁からはこんな地層が間近に見えます。アルバラシン含むテルエル県ではあちこちで恐竜の化石が見つかっているので、もしかしたらこの地層の中にもまだ眠っているかも!?話は逸れましたが、いろいろな想像を掻き立てる不思議な魅力あふれる町です。スペインにはまだまだ隠れた素敵なところがたくさんあるので、初めての人もそうでない人もいろいろ旅してお気に入りの町を探してみてくださ~い♪Chami
スペインで最も美しい町のひとつ アルバラシン 【アラゴン州】
2015-03-06
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