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日本でも高級豚肉としてすっかり定着したイベリコ豚。某有名グルメ漫画でも「最高の豚肉」として紹介されたことがあります。なかでも、アンダルシ州のウエルバ県ハブーゴ村産のものは最高級とされ、ハブーゴ村はイベリコ豚のD.O.(原産地呼称制度)に登録されています。
少し前の話になりますが、今年の9月にハブーゴ村のイベリコ豚牧場と生ハム工場に行ってきました。
牧場では、こんなに近くでイベリコ豚が見られます!黒豚です。
ここから見える土地全部が、このイベリコ豚牧場の敷地です。広いっ!
牧場にはカシやコルク樫の木があり、秋になるとどんぐりの実をつけます。このどんぐりを食べて育ったイベリコ豚の脚からつくられた生ハムは、「ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ」と呼ばれ、イベリコ豚の生ハムの中でも特に最高級品として位置づけられます。
広い牧場は、四輪駆動の車で見学。豚のすぐそばまで近づけます。豚たちのぶーぶーいう鼻息と、どんぐりをむしゃむしゃ食べる音が四方八方から響きます。
牧場のあとは、生ハム工場の見学。工場内には、天井から床まで数え切れないほどのハムが所狭しと吊るされ、おいしく熟成されるのを待っています。ちなみに、生ハム用のと殺は毎年1月頃に行われるそうです。
工場には研究所もあり、非常に厳しい品質コントロールを受けています。
これは生ハムの真空パック版。脚一本丸ごと買うのは無理でも、これなら手軽に購入できます。
工場見学のあとは、牧場にある農家の母屋へ。かなり大きなお屋敷です。
いよいよ待ちに待った生ハムの試食。その場でうすーく切ってサーブしてくれました。
すばらしいつや!
ぶたさんたち、ごめんなさい。大変おいしくいただきました。合掌。
YH
イベリコ豚牧場に行ってみた 【ハブーゴ村】
2014-11-26
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