ドイツ ブルク公園の観光・見所について

ブルク公園

ブルク公園

ブルク公園は、ドイツのローテンブルク市街において、西側の一端に位置する公園です。
ローテンブルクはドイツ南部にあるバイエルン州にあり、ビュルツブルクから南方へ50kmほどのタウバー渓谷に位置している街で、中世の美しい街並みを残していることで知られています。そのローテンブルクにあるブルク公園は、一年中様々な美しい花を楽しむ事ができます。
ブルク公園には、1142年にホーエンシュタウフェン家によって城が建てられました。12世紀に入ってからこの城は建て替えられることになりましたが、1356年に地震が起こって倒壊してしまい、城は瓦礫の山に姿を変えてしまいました。この瓦礫は市街の城壁を建設することに用いられましたが、城自体は再建が行われず、ブラジウス礼拝堂のみが修復されることになり、跡地に作られたのが庭園でした。この庭園は市民たちに開放されることになり、ブルク公園として市民の憩いの場所として親しまれています。

見どころ

ブルク公園からは、ローテンブルクの美しい街並み、タウバー渓谷の景観を眺めて楽しむことができます。ブルク公園には、入り口にブルク門と呼ばれる門があり、この門は1356年に起きた地震の後にすぐさま建設が行われた門で、併設されている塔は極めて高く、ローテンブルクの中でも最も背の高い建築であるとされています。門にはアーチがかけられ、アーチ上部には、ローテンブルクの街が帝国の自由都市になっていることの証として、双頭の鷲を模る紋章をデザインしたものが刻まれています。また、門壁部分には、仮面を模したレリーフがあり、有事が起きた場合に、その口の部分から高温のピッチが流され、攻め寄ってくる敵の勢力を撃退させるための仕組みになっています。
春や夏のシーズンには、様々な種類の花が公園内に華やかに咲き乱れ、この公園を散策しながらタウバー川の流れを望む展望を楽しむことができるので、訪れる人々の心を癒しつつ穏やかにしてくれます。また、朝の早い時間に散歩すると、朝もやが立ち込める幻想的な雰囲気の公園内で新鮮な一日を始めることができます。
ホーエンシュタウフェン家が建設した城が建設した城が倒壊してから、修復が行われた唯一の建物であるブラジウス礼拝堂は、現在では2度に渡って繰り広げられた世界大戦での戦没者たちを慰霊するための施設になっています。