ドイツ バイエルン国立歌劇場の観光・見所について

バイエルン国立歌劇場

バイエルン国立歌劇場

ドイツ南部に位置する、バイエルン州の都市ミュンヘンには、イタリアの都市ミラノにあるスカラ座、オーストリアの都市ウィーンにあるウィーン国立歌劇場と並び、「三大歌劇場」と呼ばれている、バイエルン国立歌劇場があります。
バイエルン国立歌劇場は、1753年に開かれた宮廷劇場、キュリヴィエ劇場が起源であり、その後国立劇場としてあらたに開かれた劇場です。1865年にワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の初演が公演された劇場としても知られています。また、1868年には、同じくワーグナーの「ニュンベルクのマイスタージンガー」の初演も公演され、その後も数多くのワーグナーオペラが公演されています。
第二次世界大戦のあった20世紀中頃には、劇場も戦争の被災を受け、公演を中止することとなりましたが、多くの市民らの支援や寄付により劇場は再建され、現在も音楽を愛する市民、国民、世界中から足を運ぶ観光客たちに楽しまれています。

見どころ

ミュンヘンにあるドイツを代表する世界的劇場、バイエルン国立歌劇場は、多くの著名な音楽家たちにより、数々の名作が公演されている歴史ある劇場です。

名だたる音楽家による作品の公演が行われ、会場の美しい造りも見どころの一つです。赤と白をベースに装飾された内装は、まばゆいばかりの煌びやかな金色の光に照らされ、劇場内を華やかに盛り立てています。天井から吊り下げられたシャンデリアは華麗でありながらシックで、目をひきます。公演会場全体のその豪華絢爛な光景とともに、見どころとなっているのが、ロビー等に見られる調度品や、フロアごとに異なる、赤や白、水色、そして金色に装飾された上品で華美過ぎず落ち着いた雰囲気をもつ空間です。宮殿劇場だった歴史を持つ歌劇場らしい美しい内装、ギリシア神殿を思わせる外観のバイエルン国立歌劇場は、建築物としても非常に見ごたえがあります。
劇場内にある売店では、バイエルン国立歌劇場のオリジナルグッズを販売しており、音楽ファン必見のお店となっています。