ユリウスシュピタール醸造所
ユリウスシュピタール醸造所は、ドイツのヴュルツブルクにある1576年に設立された醸造所で、ワインの醸造だけでなく、病院や養老院の運営も行っています。ドイツで最も有名な醸造所の一つで、ワイン畑は168ヘクタールの広さを誇ります。ユリウスシュピタール醸造所で作られるワインの品質は高く評価されており、世界中に多くのファンを持ちます。
ユリウスシュピタール醸造所のエステートは、設立当時から財団に属していました。このエステートでの収益は、財団が専心する公共の福利をサポートするために使用されてきました。苦痛を緩和するユニットの備わった近代的なクリニックや高齢者のための基盤を構成し、宿泊施設も確保しました。
建築家のアントニオ・ぺトリーニによって設計された豪華な建物は、歴史的な地下貯蔵室とともに、バロック様式で建てられています。庭園のパビリオンとヤコブ・ヴァン・デル・オーヴェラの噴水の彫刻は、ユリウスシュピタール醸造所を町における美術と文化の中心地にしています。
見どころ
ドイツのヴュルツブルクにあるユリウスシュピタール醸造所では、ワインテイスティングをはじめ、司教館や古い木樽のセラーなどが見学できるなど、様々な見どころがあります。セラーにおいては、最高品質のワインを製造するために、特別に設計されたブドウ用のリフトを使い搬送され、細心の注意を払い競作され、じっくりと時間をかけて発酵させるなど、ブドウが丁寧に扱われ、ブドウの素材やアロマが保護されている様子がわかります。ユリウスシュピタール醸造所の心臓部といえるのが、ワインを完ぺきな状態に熟成させることが出来る木桶のセラーです。
レストランでは、口当たりが爽やかなグーツワイン、フランケン地方を代表するラーゲンワイン、奥深く上品な味わいのグローサーワイン、個性的なシーゲンワインなど、ユリウスシュピタール醸造所で作られているバラエティに富んだワインが楽しめるほか、郷土料理が食べられます。そして、ヴュルツブルクの街を見下ろすことが出来るワイン畑からの眺めは格別で、散策するのに最高のルートとなっています。
スタイリッシュで歴史的な雰囲気のツェーントショイネと呼ばれる建物にある会議室や、美しいユリウスシュピタール庭園の中心となっているパビリオンは、イベントやプライベートなセレモニーを行う背景としてピッタリのスポットとして人気があり、一般にも貸し出されています。その他、ワインに関する楽しいイベントがたくさん開催されています。