スペイン広場
スペインのマドリッドにあるスペイン広場は、マドリッド内の行政区の一つで中心地区でもあるセントロに位置する広場です。グランビアと呼ばれる大通りから見て西部に、王宮からは北部にあり、観光客からの人気も高いマドリッドの観光スポットとして知られています。
世界的にも有名なスペインの作家であるミゲル・デ・セルバンテスがマドリッドの近郊で生を受けたことにちなみ、彼を記念して美しい像が沢山あることでも有名な広場です。マドリッドを訪れた記念に、観光客が写真撮影をするスポットとしても人気の場所です。セルバンテスは、スペインでは国民的な人気のある作家で、特に「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」は文学作品として高く評価されていることから、この広場には彼の作品に登場する人物の彫像も多く立てられています。都会的な街並みの中で、緑陰や噴水もあることから、人々にとっては都会の中の癒しのオアシス的な存在にもなっている広場です。
見どころ
マドリッドのスペイン広場には、有名な文豪のセルバンテスによる傑作である「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」にまつわる像が見られる広場として知られます。ドン・キホーテが痩せた馬に乗り、勢いよく前進する傍らで、従者のサンチョ・パンサがロバに跨って従っている姿がユーモラスです。また、セルバンテス本人の記念碑がこれらの像の背後に見えるように立っています。椅子に腰かける姿をしたセルバンテスの像は、威厳のある雰囲気で佇んでいます。広場の後方には、スペイン・ビルと呼ばれる大きな建物があり、こうした記念碑や広場の持つ雰囲気と景観に配慮されてデザインされているので、この建物を背景にしながらドン・キホーテの像を写真撮影してもバランスよく映ります。
また、スペイン広場東側には、グラン・ビア通りという大通りがあり、ここには個性的なショップが並んでいて賑やかな雰囲気なので、そぞろ歩きにも向いています。セルバンテスの記念碑の裏側には噴水があって、夏場には40度ほどになるマドリッドに涼をもたらしてくれます。噴水は、夜間にライトアップが施されるので、キラキラと輝く水しぶきが美しく映えて幻想的な雰囲気を漂わせます。広場全体には、背の高い木々が植えられているので、広場を歩く人々に緑の木陰を提供してくれるので、散歩を楽しんでリラックスしたい時にもぴったりです。夏の間には屋台が広場に並ぶので、食べ物を買って空腹を満たしたりすることもできます。