海洋博物館
海と密接する国であるスペインのバルセロナには多くの博物館がありますが、中でも高い人気を誇っているのが、海洋博物館です。
バルセロナの海洋博物館は13世紀に建築された、ゴシック様式の建築であり、18世紀まで造船所として活動をしていました。海洋博物館が出来たのは1941年の事ですが、13世紀の美しい建築物が話題を呼び、歴史的建造物を目当てに観光に訪れる方も少なくはありません。また、海に関する資料などが年々と増えていることも魅力の一つであると言われています。
博物館内の展示物には、客船や漁船などのレプリカや当時の生活を見ることが出来る、ミニチュアのジオラマなども展示してあります。
海洋物のことを学ぶにおいて、スペインバルセロナの海洋博物館は世界的に最も重要とも言われています。ゴシック様式の建物の魅力もさることながら、古くから造船所に携わり、海洋学を身近に接してきたバルセロナの人々の暮らしから学ぶことが出来る博物館です。
見どころ
スペインバルセロナにある海洋博物館は13世紀に建築された、ゴシック様式の建物を活かした博物館です。
館内にはコロンブスが乗ったサンタマリア号のレプリカや、客船や漁船などの展示物らジオラマなどもあります。海洋博物館で特に注目すべきは、レパントの海戦でガレー船の実物大のレプリカです。全長60メートルもの巨大な船であるにも関わらず、当時は奴隷を200人使い、手で漕がせて船を動かしていたということに、実物大の船を間近で見たとしても、想像も出来ない程迫力ある展示物となっています。レパントの海戦の光景が目に浮かぶほど緻密な造りとなっており、実物さながらの細部の造りにもこだわった船です。
また、博物館ではより深く理解が出来るように、音声ガイドのシステムも導入しています。様々な国の言葉が準備してあり、日本語の音声ガイドもあり、言葉が判らなくて博物館に行くことを躊躇っていた方でも安心して訪れることが出来、体感するだけでなく、現地の人々と同じように学ぶことも出来ると言えます。
漁船などと密接な関係にあるスペインにおいて、海洋博物館は暮らしと深い関わりがあります。何百年もの歳月を、バルセロナの人々と共にしてきた造船所跡に作られた海洋博物館は、海洋のことを学ぶだけではなく、当時の手法の残る建物の見学だけでも十分価値があります。
バルセロナの街中にある海洋博物館は、老若男女問わず、ゆっくりと楽しむことが出来る観光スポットです。