パラドール・ナショナル・コンデ・デ・オルガズ
スペイン中央部に位置する都市トレドは、世界遺産にも登録されている美しい古都の町です。イベリア半島を走るタホ川に面したトレドの町の中心から4kmほど南下したところには、ロス・シガラレス地区という閑静なエリアがあり、トレドと川を挟んだ対岸にあるこのエリアは、特に美しい景色を楽しむことができる場所としても知られています。
この地区にはいくつもの宿泊施設が点在していますが、その中に、パラドール・ナショナル・コンデ・デ・オルガズという、歴史ある建物による人気のホテルがあります。パラドール・ナショナル・コンデ・デ・オルガズは、スペイン全土に点在する、古い城や邸宅、修道院などを改装して利用されている「パラドール」と呼ばれるスペインの国営ホテルの一つです。
トレドの町から少し離れているため、トレドの町の全体を眺めることができる立地にあることから、宿泊客のみならず、併設されたレストランなどを利用して、ホテルから眺める美しい景色を楽しむ観光客も多くみられます。
見どころ
トレドの町を一望できる立地に佇む、スペインの国営ホテル「パラドール・ナショナル・コンデ・デ・オルガズ」は、ホテルのテラス、多くの客室、プールなどからも、町全体の眺望を楽しむことができる、人気のホテルです。
ホテルから見えるトレドの町の景色こそが、このホテルの最大の見どころですが、それは日中のみならず、夜に日が暮れた後でもライトアップされた光景を楽しむことができ、昼夜合わせて、見逃すことのできない必見のポイントとなっています。ホテルに付属されているプールもまた、夜になるとライトアップされるため、プールを楽しみながらライトアップされたトレドの町並みを眺めることもできます。
パラドール・ナショナル・コンデ・デ・オルガズの魅力は、ホテルから見ることができるこれらの景観のみならず、ホテル自体にも多くあります。特に、館内に見られる貴重なアンティーク品である調度品の数々と建物の造りは、必見です。パラドールらしい広々としたロビーでは、美しく並べられた絵画を楽しむことができ、館内の所々では、この地方独特の雰囲気を感じることができるさまざまな調度品が使用されているのを見ることができます。
キリギリスの意味を持つ「Cigarral」と呼ばれるカスティーリャ風の建築と石やレンガで造られた壁や瓦屋根により、シンプルでありながら重厚な雰囲気を持つ建て構えや、白壁に黒の梁という二色の落ち着いた配色でリゾートのくつろぎを感じられる雰囲気を作りだしている内装なども見どころの一つです。