スペイン アルカサバの観光・見所について

アルカサバ

アルカサバ

古代ローマ帝国の時代から、重要都市として栄えていたスペインの都市グラナダは、7世紀からはじまったイスラム教徒の流入後には、イスラム教徒によるスペイン支配の最重要拠点のひとつとして、大変な繁栄を誇りました。
特に、コルドバ王国が分裂し、衰亡した後は、1492年にキリスト教徒によって再征服されるまで、スペインにおける最後のイスラム教徒による王朝として、大いに繁栄しました。そして、その繁栄の象徴が、アルハンブラ宮殿です。アラビア語で「赤い城」を意味する、このアルハンブラ宮殿は、贅を尽くした宮殿内部のつくりとともに、物寂しいサクロモンテの丘に連なる建築と庭園による、比類のない美しい眺めによっても、大変よく知られています。
そのアルハンブラ宮殿の中でも、最も古い部分にあたるのが、アルカサバです。アルバイシンの丘を含めた城塞都市グラナダの中でも、最も重要な要塞として、9世紀から13世紀にかけて建設されました。

アルカサバ1

見どころ

アルハンブラ宮殿の入口にあたる、宮殿最初の門、裁きの門をくぐると、アルヒーベス広場に出ます。この広場から、「ただひとり、神だけが勝利者である」と刻まれている、ぶどう酒の門をくぐると、そこがアルカサバへの入口になっています。
アルカサバは、アルハンブラ宮殿の中でも最も古い部分にあたる要塞で、その建設は9世紀にまでさかのぼります。ライオンの中庭や二姉妹の間などでよく知られている王宮部分とは、アルヒーベス広場を挟むようにして、分けられています。
要塞として広がっているアルカサバの中には、アルヒーベス広場を見下ろすようにして、13世紀に建設された2つの塔が建っています。そして、狭い階段を上へと進み、ひときわ高い見張り塔である、ベラの塔の上に出ると、そこからは、息を飲むような美しい景色を楽しむことが出来ます。
このベラの塔の頂上からは、アルハンブラ宮殿の内部全体を見渡すことが出来るだけではなく、そのそばに広がる、王たちの夏の別荘となっていたヘネラリフェも一望することが出来ます。またそればかりではなく、眼前には、その周囲に広がるサクロモンテの丘、グラナダの街並、さらには、その周囲を取り巻くシェラ・ネバダの峰々までを見渡すことが出来る、大パノラマが広がっています。
このアルカサバからの眺めは、アルバイシンの丘から眺めたアルハンブラ宮殿の眺めと対をなす、グラナダでもっとも美しい眺望のひとつと言われています。

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グラナダ発 予約困難!アルハンブラ宮殿の入場券(日本語オーディオガイド付き)

アルハンブラ宮殿の入場チケットと、宮殿内&グラナダ市内の見所の案内が聞ける日本語オーディオガイドがセットになっています。アルハンブラ宮殿は入場制限が設けられており、なかなか予約が取れません。事前...

1名様あたり料金

52.00EUR (8,726円)~

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