イブレアのオレンジ合戦
イタリアのイブレアで行われてるのがイブレアのオレンジ合戦です。歴史的な伝統があるお祭りでありオレンジを投げ合うのが特徴となっています。中世の独裁君主に対して一揆を起こした事が由来です。独裁君主が婚前の花嫁を奪おうとしてそれに怒った民衆が城を破壊したという説があります。街区ごとに9つのチームに分かれて5ヶ所の広場でオレンジの投げ合いを行います。馬車がありそこには暴君役の人たちが居るのですが、この暴君に対して人々がオレンジを投げつけるのです。この馬車が城を象徴しているものとなっています。実はイブレアではオレンジが育たないのですが、ここで使われているオレンジはシシリアから輸入された物が使用されています。かつてはオレンジでは無く、りんごが使われていたそうです。
見どころ
イタリアのイブレアで行われているオレンジ合戦は、独裁者の圧政に耐えられなくなった民衆が反乱を起こした事が由来となっています。馬車に乗った兵士が広場に入場して来るのですが、馬車は城を象徴しており民衆たちがその馬車に向かってオレンジを投げつけます。しかし馬車に乗った兵士や暴君たちも反撃をしてエキサイトして行きます。しばらくすると馬車は広場から退散し、そしてまた登場して闘いが繰り広げられるのですが、これが何度も繰り返されるのが特徴です。イベントの期間中である三日間ではオレンジは数百トンが消費される事になり、イブリアの町はオレンジまみれに。そしてこのオレンジの掃除のために100人もの清掃員が動員される事になるのです。馬車に乗っている暴君、兵士役の人は安全のためにヘルメットなどによって完全防備となっています。一年のストレスを解消する事が出来る、非常にイタリア的な雰囲気のお祭りとなっています。