旧市街
ポルトガルの北に位置するガリシア地方の町、サンティアゴ・デ・コンポステーラは、エルサレムやローマに次ぐ、世界で3番目の巡礼地です。9世紀の初めに、キリストの十二使徒のひとり、聖ヤコブ、すなわちサンティアゴの墓が、この地で発見されたことに始まります。それ以来、サンティアゴ・デ・コンポステーラは、ヨーロッパ各地から多くの巡礼者を集める、キリスト教の聖なる巡礼地となりました。サンティアゴの道と呼ばれる、この巡礼ルートは、何の交通機関もない時代に、ピレネー山脈を越えて、多くの町を経ながらサンティアゴ・デ・コンポステーラへと到る、長く厳しいものでした。そのようなルートを、王侯貴族から、修道士、商人、農民など、あらゆる階層の人たちが、このサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して、歩き続けました。そして、その巡礼者の数が増加するにつれて、現在のサンチャゴ・デ・コンポステーラ 旧市街には、そうした巡礼者を迎えるためのさまざまな施設が出来上がり、繁栄していくことになりました。1985年には「サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)」として世界遺産に登録されました。
見どころ
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、ポルトガルの北、ガリシア地方に位置しています。この地方の公用語であるガリシア語は、ポルトガル語に近く、人々もポルトガル人に似ているとも言われていて、スペインの中でも独特の文化を築いています。サンチャゴ・デ・コンポステーラ 旧市街は、この町の象徴である大聖堂の周囲にひろがっています。大聖堂は元々、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路ができたことにより、フランスから伝わったロマネスク様式によって建てられています。そして、その後数々の増改築を繰り返しながら、現在の姿になりました。バロック様式の傑作と言われる、オブラドイロの正面入口を入ると3つのアーチがあり、それが栄光の門です。名匠マテオの手によるその門は、表現力、技法、多色装飾などにおいて、スペインのロマネスク様式の最高傑作とも言われています。大聖堂の裏側に位置するキンターナ広場には、大聖堂の後陣の壁を貫いて、免罪の門があります。ここにも、名匠マテオ作の預言者像や長老像が飾られていて、見逃せません。このキンターナ広場へと到るフランコ通りには、旧神学校や商店、この地方独特のビストロなどが並び、趣きがあります。さらに大聖堂へと続くビラル通りには、アーケードがあり、平行して通っているノバ通りともに、古い家並みが並んでいます。また、旧市街の端に位置するエラドゥーラ公園からの大聖堂と街並の眺めは必見です。

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