セナンク修道院
フランスのリル=シュル=ラ=ソルギュは、南仏プロヴァンス地区の玄関口と言われるアヴニヨンから東へ約2キロ行ったところにある小さな田舎町です。素朴で穏やかな空気が流れる町で、観光地としても人気があります。建造物も歴史と風格を感じさせるものが多いのもこの地区の特徴で、代表的な建築として「セナンク修道院」などがあります。清貧を旨とするシトー派の雰囲気が前面に出ている建物で、静かで簡素な造りが歴史を感じさせます。また、ラベンダーの名所としても有名です。
見どころ
セナンク修道院は一見質素な作りですが、随所に見事な石細工の彫刻が見られるロマネスク様式の建造物です。歴代の修道士が自分たちで作成し積み重ねていったものも多く、その当時を偲びながら見学すると一層味わい深いものになります。ラベンダーの季節には紫の絨毯に包まれ一際美しい光景が見られます。現在はギフトショップも併設されており、数々のラベンダーグッズやクロスのアクセサリーなども売られています。