フランス ヴェズレーの教会と丘の観光・見所について

ヴェズレーの教会と丘

ヴェズレーの教会と丘

フランスの中部ブルゴーニュ地方のヴェズレーの丘の上にそびえるバシリカ式教会堂、サント・マドレーヌ大聖堂はユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されている有名な観光地です。「永遠の丘」とも呼ばれており、さまざまな歴史的事件の舞台となっています。スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の始点の一部としても登録されている歴史的価値の高い場所であり、大聖堂のティンパヌムはロマネスク彫刻の傑作として知られています。この聖堂の前身は修道院です。その修道院が焼失・再建を繰り返す中で、聖女マリアの聖遺体がそこに眠っているという伝承が広まり大改築が行われました。聖堂玄関廊にはロマネスク美術を代表するイエス・キリストの彫刻が扉口上部に施され、身廊下の柱頭を飾る見事な彫刻など、ロマネスク聖堂と傑出した彫刻の文化的な価値が評価され、今もなおヨーロッパの聖地巡礼の拠点となっています。

ヴェズレーの教会と丘1

見どころ

ヴェズレーの教会と丘の見どころと言えば、教会内部の彫刻です。文化的な評価を受けているだけあって、とても素晴らしいものになっています。内部は石造りで一見華やかさはありませんが、その彫刻と相まって建物自体を壮大な芸術として楽しむことができます。展望台のテラスもあり、ヴェズレーの景色を一望することができます。ヴェズレーはフランスでもっとも美しい村に選ばれている必見スポットです。周囲に大きな建物がなく一面緑が見られます。晴れている日には、青空と緑のコントラストが一望でき自然の美しさを感じることができます。ヴェズレーの特産品として有名なのはフレッシュなヤギのミルクを使ったチーズで、基本的に白く真珠のように光沢があるのが特徴です。繊細でまろやかな風味を持っていて前菜からデザートまで、さまざまなスタイルで楽しむことができます。