レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ
ドイツ南東部のバイエルン州東部に位置するレーゲンスブルクは、ドナウ川とレーゲン川が出合う合流地点にあり、かつては、水上交通の要所として利用され、また、塩の交易によってヨーロッパ有数の貿易都市として栄えていました。ローマ時代からの長い歴史を持つレーゲンスブルクには、ローマ時代の史跡や歴史的建造物も多く残されていて、文化財として保護されている建造物がたくさんあります。ドイツ最古の高層建造物であり、最古の城門でもあるポルタ・プレトリアや、「西のケルン、東のレーゲンスブルク」と謳われたザンクト・ペーター大聖堂など、貴重な遺跡が街中にたくさんあります。また、2006年には、「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」として、旧市街とドナウ川の中州が世界遺産に登録されました。レーゲンスブルクは、クナイペと呼ばれるドイツ居酒屋の密度が高い町としても知られています。また、ドイツ最古のソーセージ屋さんや、ドイツ最古のケーキ屋さんなどもあり、食を楽しめる町でもあります。
見どころ
ドイツ最古と言われる貴重な遺跡や、長い歴史の中で大切に保管されてきた素晴らしい遺産を数多く残し、中世の面影残る美しい町並みが広がるレーゲンスブルクには、町のいたるところに見どころがあり、「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」は世界遺産に登録されています。旧市街にある、2本の尖塔を持つレーゲンスブルク大聖堂は、バイエルンにおける代表的なゴシック建築の聖堂です。「微笑みの天使」と呼ばれるガブリエルと向かいの柱に飾られた聖母マリアが向かい合うように飾られている聖堂内の柱は見どころの一つです。聖堂内には、たくさんのステンドグラスもあり、その美しさも必見です。また、この聖堂で活動をしている「大聖堂の雀たち」と呼ばれるレーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊は、世界最古の少年合唱団の一つで、ミサの際に歌ったり、コンサート活動を行っており、海外公演を行うほどの人気です。旧市街の人気スポットとしてもう一つ挙げることができるのは、ドイツ最古の石橋です。ドナウ川に架かるこの橋は、旧市街と中州を結び、その長さは300メートル以上あります。橋の上から眺めるレーゲンスブルクの町並みは一見の価値があります。シュタットアムホーフは町を流れるドナウ川にある中州で、聖カタリーナ養老院があります。養老院では、自給自足生活の一環としてビール作りも行っていて、入居者たちは1日2本までビールを無料で飲むことができます。ここで作られるビールは施設外にも出されており、ドナウ川沿いのビアガーデンでは、ドナウ川を眺めながらビールを楽しむこともできます。
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