ドイツ マリエン広場の観光・見所について

マリエン広場

マリエン広場

マリエン広場は、今も昔も、ミュンヘンの中心地で、観光客以外に地元のドイツ人もよく集まる場所です。ミュンヘン中央駅から、カウフィンガー通りに沿って、イーザル川方向へ歩いていくと、ミュンヘンのランドマークと呼ばれ、玉ねぎのような形をした塔をもつフラウエン教会が見えてきます。そして、それを過ぎたところに、マリエン広場と新市庁舎があります。マリエン広場の北側を占めているのが、新市庁舎ですが、この正面を飾る立派な仕掛け時計は必見です。この仕掛けは、単に人形が飾ってあるのではなく、素敵なストーリーに沿って作られています。そのストーリーは、1568年に行われたバイエルン大公ヴィルヘルム五世と、ロートリンゲン公女レナーテの結婚式の祝宴をテーマとしています。馬上槍試合の場面では、バイエルンのシンボルカラーである白と青の旗を馬に付けた騎士が勝つことになっており、その後、ビア樽職人がくるくると回って踊ります。遠くからだと気づき辛いかもしれませんが、これらの人形は全て等身大で作られている点も興味深いところです。マリエン広場は常に多くの人々でにぎわっていますが、特に、仕掛け時計が動き出す11時、12時、17時には一気に見物客が集まります。良い場所で写真やビデオを撮りたいという方は、少し早めに行って撮影場所を確保しておくことをお勧めします。

見どころ

ミュンヘン中央駅から、マリエン広場に向かう通りには、教会や百貨店、その他さまざまなショップが並んでいますので、観光と同時にショッピングも楽しめます。まず、中央駅の前には、ヘルティーという百貨店があり、そこからノイハウザー通りを歩いていくと、ナイフやハサミで有名なヘンケルがあります。また、そのすぐ側には、カールシュタットという百貨店もあり、お土産を探すのに最適です。そして、ここから、カウフィンガー通りに入るのですが、この通り沿いに、ミヒャエル教会があります。マリエン広場周辺には、ミュンヘン最古の教会である聖ペーター教会や、二つの高い尖塔が特徴的なフラウエン教会などがある他、おもちゃ博物館もあり、昔のドイツの子どもたちが実際に使用していたおもちゃなどを見ることができます。マリエン広場を挟んだ左右には、イーザル川に向かって左手にはレジデンツ、右手にはドイツ博物館があり、どちらも必見の観光名所です。レジデンツは、1180年から1918年までバイエルンを支配したヴィッテルバッハ家の居城で、その外観はあまり人の目を引くものではないのですが、内部は絢爛豪華な世界が広がっています。ゲーテ、モーツアルト、ナポレオンも、このレジデンツを訪問して、その華麗さに驚嘆したと言われているほどです。ドイツ博物館で必見なのは世界初のロケット、映画でもおなじみの「Uボート」、ライト兄弟作の飛行機などです。マリエン広場の南側にはミュンヘン市民の日常生活に触れることができる、ヴィックトアーリエンマルクトという1807年から続く常設市場があります。