シャルロッテンブルク宮殿
ベルリンはドイツの北東部に位置する同国の首都になっています。ヨーロッパ平原の中にあり、都市の3分の1は森林や公園、河川で構成されている緑の多い穏やかな都市です。1961年、ベルリンの壁が建てられ西ドイツと東ドイツに分断されていたことも有名です。1989年にドイツが統一されベルリンの壁が壊されたことで再び、首都として復興しました。そんな歴史をもつベルリンには、これまでたどってきた戦争の歴史や王国の軌跡を感じることのできる観光スポットがいくつもあります。その1つが「シャルロッテンブルク宮殿」です。この宮殿は世界遺産に登録されているプロセイン王国の宮殿です。他にも世界遺産に登録されているものがあり、それは博物館島「ムゼウムスインゼル」です。シュプレー川の中洲に5つの博物館が集っていることから、この様に呼ばれています。他にもドイツ再統一の証である「ブランデンブルク門」もベルリン観光の名所の1つです。
見どころ
ベルリン観光のポイントはプロセイン王国時代の建築物に触れることと、東西分断時代とベルリンの壁崩壊後に建てられた建造物群に触れることです。プロセイン王国時代の建築物で最も有名なのはシャルロッテンブルク宮殿です。この宮殿は1699年に建設された、フリードリヒ1世の妃ゾフィー・シャルロッテのための宮殿で、夏の別荘としての役割がありました。この宮殿の見どころは、正門正面の旧宮殿です。中には、日本や中国の陶磁器が集められた陶磁器の間や王と妃の部屋、大理石でつくられた荘厳な礼拝堂を見学することができます。宮殿の庭園や美しい城館から、プロセイン時代の華麗な王族の暮らしを感じることができるでしょう。ほかの見どころとしては、ブランデンブルク門があります。この門は18世紀後半に建てられたものですが、東西ドイツに分断された際に閉ざされてしまいます。しかし、再統一されてからは誰もが通ることのできる市門としてそのシンボルになっています。ベルリンではずすことのできないスポットには博物館島があります。ここには5つの博物館が集合していて、世界遺産にも登録されています。博物館には古代オリエントから近代ヨーロッパ絵画が数多く所蔵されていて、特に古代遺跡を探検しているかのような気持ちになれるペルガモン博物館は、歴史に興味のない人にもおすすめです。ベルリンにはこの博物館島以外に、街なかに約170館以上もの博物館があるのでそれを巡るのも楽しいでしょう。