聖ミヒャエル教会
ドイツのハンブルクには多くの教会がありそれぞれが巨大な建造物になっていますが、聖ミヒャエル教会は高さが130メートル以上もあって他の教会と比較をしても群を抜いています。ハンブルクの街の何処に居ても見る事が出来るので、格好のランドマークとなっています。かつて世界を航海をしてきた船乗りたちも、この教会を見てハンブルクに到着した事を実感したということです。17世紀に建てられた初代の教会は落雷によって崩壊し、1906年に修復された二代目の教会は火災によって消失してしまいました。現在の聖ミヒャエル教会は三代目のものとなっています。聖ミヒャエル教会はその高さに注目が集まりがちですが、実は地下聖堂も存在しています。そこには著名な作曲家から裕福なハンブルクの一族、さらにはギルドの会員たちが多く埋葬されています。北ドイツで一番美しいバロック建築とも言われているのです。
見どころ
ドイツのハンブルクにある聖ミヒャエル教会。そのバロック建築様式の建物は外観だけではなく、内装も白や金等で装飾をされており建物としての魅力も非常に高いと言えるでしょう。地下にある墓地にはバッハや、この教会で洗礼を受けたブラームスなどの著名な音楽家や、ヴィルヘルム5世やルードヴィッヒ2世、さらには選挙侯マクシミリアンなど多くの君主等も数多く埋葬されています。教会の入り口には大天使ミカエルの銅像があります。お昼頃教会に訪れれば運良くオルガンの演奏を聴くことができるかもしれません。さらに453段もの階段を上がって見晴らし台へいきますと、そこからはハンブルグの美しい町並みだけでは無く、エルベ川も眺める事が出来るでしょう。その見晴らし台は、夜にも上がる事が出来るため、ロマンチックな雰囲気の中でハンブルグの夜景を眺める事が可能です。聖ミヒャエル教会の尖塔では、決まった時間にトランペットのソロ奏が響き渡ります。他にも大聖堂の内装には天井に描かれた薬草等があり、なかなか魅力的と言えるかもしれません。教会の裏にはミュエルスベルク庭園があり、そこからの眺望も見事です。