市庁舎
ハイデルベルクは美しい町並みや歴史建造物、豊かな自然環境に囲まれているにもかかわらず、ショッピングも気軽に楽しめる利便性を兼ね備えた、観光地としてドイツの中で最も魅力的な町の一つです。多くの観光地の中心部に位置するハイデルベルク市庁舎は、その美しい外観から撮影スポットとしても人気の高い観光の名所でもあり、目の前の広場やメインストリートが歩行者天国になっているので、観光客が散策を楽しむのには最適な場でもあります。ハイデルベルク市庁舎は、旧市庁舎を1689年にフランス人によって破壊されたため、現在の場所に1701年から1703年の間に渡って優秀な建築家や彫刻家たちの手腕によって構築され、町のシンボルとして当時の住民から愛されてきました。バロック様式を貴重とした美しい装飾が施されたこの市庁舎は1908年に火災によって再び破壊されてしまいますが、新たに装飾が施された現在の市庁舎は、町の重要機関であると共に観光の名所として、住民たちの自由と誇りの象徴として重要な施設となっています。
見どころ
ハイデルベルク市庁舎にはインフォメーションセンターがあるので町の地図を貰ったり、町の見所や市内を走る路面電車やバスの乗り方などを教えれてもらうことができるので、ハイデルベルクを訪れる際はまずここへ立ち寄るのがお勧めです。窓から美しい町並みを眺めることもできるので、上からの眺めを撮影する事もできます。またドイツでは市庁舎の一室で結婚式が執り行われる事が多く、ハイデルベルクでも正面から向かって左端の窓の部屋に結婚式用の部屋が設けられているので、特に土曜に訪れると初々しい新郎新婦の門出に出会う事もあります。市庁舎の二階の窓には季節によって美しい花々が飾られていますし、向かいにはゴシック様式で建てられた聖霊教会、正面の広場にはヘラクレス像が見下ろす噴水が備えられるなど記念撮影には絶好のポイントです。この広場は中世に公開裁判や公開処刑が行われていた事もあり、歴史的にも貴重な場となっています。市庁舎周辺には気軽に入る事のできるレストランやカフェが多く、広場にはテラス席が設けられているので、美しい市庁舎や町並みを眺めながらゆったり寛ぐ事もできますし、周辺に多くの観光地が集まっているので、観光に疲れた際の休憩ポイントとしても利用されています。また広場で行われるマルクトと呼ばれる市場も人気が高く、ショッピングモールに訪れなくてもユニークで豊富な買い物ができるとあって、地元住民や観光客で賑わいをみせています。