ドイツ 美しの泉の観光・見所について

美しの泉

美しの泉

ドイツバイエルン州の第二の都市であるニュルンベルクの中央広場には、1936年に建造された、金色に輝く尖塔が目印の「美しの泉」があります。「美しの泉」の尖塔は、19メートルの高さがあり、周りを囲う柵にはめ込まれた金色のリングを3回まわす間に願い事をすると、それが叶うと言われていうますが、その願い事の内容を人に言ってはいけないそうです。また、塔には、40体の彫像が飾られており、レプリカではありますが、その美しさも人の目を惹きつけます。「美しの泉」は、、ニュルンベルク中央駅を出て、ケーニッヒ通りに沿って10分ほど歩き、ペグニッツ川を越えたところにありますので、とても分かりやすく、迷うことなくたどり着けます。また、中央広場手前には、観光案内所があるので、地図や観光案内パンフレットをもらってから行くと良いでしょう。ニュルンベルクは、11世紀に、旧市街北端の岩山に造営された城砦とともに始まりました。この地方は、中世初期から重要な王宮所在地の一つで、国庫に属する荘園も存在する、いわば王国ゆかりの場所でした。ニュルンベルクは、ドイツ・ルネサンス文化の中心地として大切な役割を果たしてきましたが、今もなお中世のままの姿をとどめた素晴らしい街です。もし、12月にドイツ旅行する方であれば、ニュルンベルクのクリスマス市は必見です。クリスマスツリーの飾りを買う人や、名物のニュルンベルガー・ブラートブルストと呼ばれるソーセージを食べる人々の姿もドイツならではの光景です。

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見どころ

ニュルンベルクは、13世紀から16世紀まで、神聖ローマ帝国の居城が置かれ、ドイツ・ルネサンス文化の中心地でした。そして、現在もその頃の趣きが至るとこに多く残る街で、たくさんの見どころがあります。中央広場の「美しの泉」の給水塔は、ゴシック式の建造物で、14世紀後半にカール4世の命令によって作られたと言われています。高さ19メートルのピラミッド状の砂岩の塔と、各段を飾る7人の選帝侯や異教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒の英雄たちを表す彫像は、とても美しいのですが、現在は全て複製です。オリジナルを見たいという方は、ゲルマン国立博物館に実物の断片が保存されていますので、是非足を運んでみてください。「美しの泉」のすぐ北側には、新市庁舎と旧市庁舎が建っていて、大規模な複合建築物をなしています。これらは全て、第二次大戦後の復元ですが、その南側には一番古い部分のゴシック様式が見られます。市庁舎の向かいには、聖セバルドゥス教会があり、これは、13世紀建立の、ニュルンベルク最古の教会なので必見です。二つの内陣をもつ会堂は、二人の聖人ペテロとセバルドゥスに捧げられています。ここでの一番の見どころは、聖セバルドゥスの墓で、ゴシック風銀製の「遺物箱」を囲むブロンズの外被は、ペーター・フィッシャーの作品です。市庁舎から、ブルク通りを少し上がった左側のフェムボハウスは、かつて最も美しいと賞された「ニュルンベルク市民の大邸宅」でしたが、現在は、個人宅ではなく、市立博物館になっています。館内の36の陳列室の中で、昔のニュルンベルクの模型や写真などを見ることができ、ドイツの中世を感じることができるでしょう。ニュルンベルクの駅前直ぐの北側にあるフラウエン門から旧市街地に入ると、中・近世時代の職人町の一角が再現された姿を見ることができます。そして、そこからケーニッヒ通りを歩いていくと、前方右側に聖ロレンツ教会があり、この街で最も美しく大きいと言われる後期ゴシック様式の建物です。直径9メートルの「薔薇窓」、天井から吊り下がる「天使の会釈」などが見ものです。