ドレスデン・エルベ渓谷
ドレスデンは、ドイツの東部に位置するザクセン州の州都で、人口は約52万人です。エルベ川の河畔にあり、ザクセン王国の首都として長らく反映してきたという歴史があります。この王国時代に建てられたバロック様式の建造物が威容を誇っており、この町の特徴を表しています。なので公共施設や美術館など、建物一つとっても歴史の重みを感じさせる地域と言えます。またドレスデン・エルベ渓谷は、ユネスコ世界遺産登録を抹消された曰くつきの場所で、皮肉な事に取り消しとなった原因である橋を見に、観光客が訪れているという現状があります。気候は東京と比べると平均気温は低めで、雨の少ない乾燥した気候が特徴です。暑い時は30度近くまで気温が上る事もあり、寒いときは氷点下を記録する事もあります。一部の安いホテルなどは冷暖房の設備が完全ではないところもあるので、注意が必要です。名物料理は特にありませんが、ドイツ料理として伝統のあるザウアーブラーテンやローストポークなどが美味しくいただけます。
見どころ
ドイツのドレスデン地区の見どころとしては、景観を楽しめるところと建物それ自体が楽しめるところもあります。ドレスデン・エルベ渓谷は景観の素晴らしい所としても有名ですが、名所として宮殿と歴史ある村落で有名な「ピルニッツ」や「ロイシュヴィッツ」は是非見ておきたいところです。また建物としても大変素晴らしい価値がある見どころとして「聖母教会」も観光客に大人気です。ドレスデンのシンボル的存在で、市民の心のよりどころとして、地元の人間にも愛されている点も人気を後押ししています。建物の彫刻も素晴らしく、バロック時代の様式美を存分に楽しめます。他に教会として観光で人気なのは「カトリック旧宮廷教会」や「ゾフィー教会」が挙げられます。ドレスデンの特徴として、美術館や博物館が多いのも特徴の一つであり、様々な歴史や美術文化に触れる事ができるところも、この地域の大きな魅力と言えます。美術好きならずとも押さえておきたい美術館として「アルテマイスター絵画館」があります。有名な絵画がいくつか展示されており、学校の美術の教科書などで見たことのある有名な画家の絵も飾ってあります。歴史を感じるという点においては、お城も見どころとして外せませんが、「ピルニッツ城」「ドレスデン城」はこの地域に来たら見ておきたい素晴らしい建物です。他にはザクセン州立の歌劇場である「ゼンパーオーパー」も人気の名所で、年間を通してたくさんの人がここを訪れています。