ラス・ベンタス闘牛場
スペインの首都マドリッドは、イベリア半島の中央部に位置し、中心部ブエルタ・デル・ソルを中心に王宮やマヨール広場、プラド美術館、スペイン広場などをはじめ様々な有名観光地が存在します。スペインと言えば闘牛でも最も有名な国ですが、マドリッドには、国内最大級のラス・ベンタス闘牛場があります。マドリッド地下鉄を利用し、最寄りの駅のベンタス駅すぐそばにラス・ベンタス闘牛場があります。闘牛開催についてはシーズンがあり、毎年3月から10月までの毎週日曜日と祝祭日に開催され、5月から6月までのサン・イシドロ際の時期は、毎日闘牛が開催されています。闘牛を楽しみたい場合は、開催されている期間を目指して行く必要があります。人気の闘牛士が出るイベントもまた見所でもあります。更にサン・イシドロ際の時期は、闘牛だけでなく、多くのマドリッド市民が伝統衣装を身にまとって街に繰り出すなど、お祭り一色の町の雰囲気を存分に味わうことも出来ます。
見どころ
ラス・ベンタス闘牛場は、スペインマドリッドの東部に位置し、内観も外観も歴史観溢れ、規模の大きい美しい建物です。観戦用の席は、石造りの階段に腰掛ける形になるので、レンタルの座布団を利用すると快適です。楽隊のファンファーレからはじまり、牛が姿をあらわすなどの入場の儀式、また観客の熱狂的な「オレー」との掛け声など、熱気と感動と興奮の渦で、伝統的な国技を生で体感出来るものです。片手に剣、もう片方の手に赤いマントを携え、牛に立ち向かうマタドールの迫力ある姿は固唾をのむものです。華麗なタイプ、勇敢なタイプなどそれぞれのやり方があり、これも見所の一つです。更に馬に乗って、馬の上から牛に立ち向かう場面を目にする事もできます。素晴らしい闘牛が終わり、健闘をたたえ観客が白いハンカチを振る光景もあり、白いハンカチを持参して行くと良いものです。収容人数は、世界第3位と言う規模で、席は、「日向」と「日陰」「中間」の3種類があり、それぞれ、1階から3階に分かれています。チケットの値段は、日当たりと階数によって異なり、「日陰」より「日向」が安いものですが、闘牛は、夕方から夜に掛けて行われるので、日没の日差しが強い場合は、「日陰」か「中間」がお勧めですが、時期によっては、「日向」の席でもさほど暑さを感じる事なく観戦出来ます。ラス・ベンタス闘牛場に訪れる、世界各国からの観光客と共に人と牛が織り成す闘牛の伝統と芸術を楽しめる所にも魅力があるものです。