スペイン カテドラルの観光・見所について

カテドラル

カテドラル

スペインの中央部に位置するトレドは、かつての西ゴート王国の首都でもあった古都です。長い歴史を持つため、敵国との戦いが絶えず、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教のそれぞれの文化が複雑に入り混じり絡み合った独特の文化を形成しています。昔から「1日しかスペインにいられないならトレドに行け」と呼ばれるほどの街です。街は大きな城壁で囲まれ、石畳に覆われた中世そのままのそぞろ歩きも楽しめます。この街のシンボルが、カテドラル(トレド大聖堂)で、スペインではセビリアのカテドラルと並んで国内最大級の大きさです。また、トレド大聖堂の大司教座は、スペインカトリック教会での最高の地位とされます。なお、ヨーロッパでも五本の指に入る規模を誇ります。この大聖堂はもちろんカトリック教会のものですが、装飾様式にイスラムの影響を受けており、そういっった意味でも非常にトレドらしい大聖堂と言えます。完成までに200年以上もかかった壮麗で豪華な教会はフランスゴシック形式とイスラム形式の影響を受けた素晴らしい建物です。

カテドラル1 カテドラル2

見どころ

スペイン国内でも最大級の規模を誇るトレドのカテドラルは全長が120メートル、幅は60メートル塔の高さは90メートルほどもある壮大な建物です。正式名称はサンタ・マルタ・デ・トレド大聖堂です。フランスゴシック様式の重厚で華麗な建築様式に、スペインでは多く見られるイスラムの影響を受けた独特の様式を持つ建物で、内部には22もの礼拝堂が存在します。外観でまず目につくのがライオンの門で、これは一番新しく作られた門です。何重にも重なったアーチ状の門には細かな彫刻が隙間なく施されています。内部に入ると、大きなバラ窓の美しいステンドグラスが目に入ります。天井には色鮮やかなフレスコ画が描かれ、大きなパイプオルガンが設置された聖堂内には、マリアの像を取り囲むようにして聖歌隊のバルコニーが張り巡らされています。貴重な彫刻を守るため、あまり近くで観察できない場所もこの大聖堂には多いのですが、聖歌隊のバルコニーはかなり接近してみることができるので、その超絶的な技巧をじっくりとみることができます。また、トレドといえば画家、エルグレコの愛した街としても有名ですが、彼の傑作「聖衣剥奪」など美術品としても第1級の絵画も数多く飾られています。内部は時代時代の画家や彫刻家により改修や新たな装飾が施されているため、ゴシック様式だけでなくバロック様式など各時代の一番新しい装飾で飾られており、建設当初から残るものは少ないですが、より華麗で豪華な装飾となっています。

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マドリッド発 【12/30・1/1限定】トレド午後観光 ~壮大なる城塞都市・中世の面影古都トレド~

トレドと言えば美しい旧市街の全景。中世の佇まいを残す世界遺産の街の景色は圧巻です。街の全景を楽しんだ後は旧市街を訪れ、「大聖堂」とエル・グレコの傑作『オルガス伯の埋葬』があることで有名な「サント...

1名様あたり料金

94.00EUR (15,774円)~

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