スペイン オンダリビアの観光・見所について

オンダリビア

オンダリビア

オンダリビアは、スペイン北部に位置するバスク州にあり、北にビスケー湾、西にピレネー山を配した小さな港町です。バスク語で「砂の浅瀬」を意味する名を持つこの町は、その名のとおり、ビダソア川の浅瀬付近にあり、かつて、対岸にあるフランスとの戦いの際には、戦略的にもたいへん重要な場所とされていました。町には、現在も当時の様子を感じさせる、城壁に囲まれた城塞都市の様子が色濃く残っています。城壁の中に広がる旧市街を歩くと、バスク地方特有のコロンバージュ様式と呼ばれる木組みの家々や、赤白緑のバスクカラーをしたカラフルな家々が並んでいる風景を見ることができます。バスクの雰囲気は町並みからだけではなく、この地に昔から受け継がれている伝統工芸品からも感じることができます。また、この地域の特産品でもある、栗の木から作った籠なども街中にある店先で目にすることができます。漁港の町として知られるオンダビリアは、新鮮な魚介類にも恵まれ、隣国フランスとともに、「美食の町」としても知られています。海の幸のみならず、山の幸にも恵まれ、作られた料理は、多くの観光客を魅了しています。

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見どころ

オンダリビアの見どころは、バスク地方特有のかわいらしい町並みと、旧市街を囲むように建ち残る城壁に囲まれた城郭都市の光景です。さらに、町散策をしながら、町の各所で「美食の町」自慢のおいしい料理を味わえば、よりこの町を楽しむことができます。旧市街を中心に点在しているバルでは、バル発祥地スペインならではの軽食料理、ピンチョスを気軽に楽しむことができます。特に、坂の下にあるサン・ペドロ通りでは、バルやレストランが充実しています。オンダリビアの町では、散策をしながら、バスク地方特有の家々の窓辺に飾られた花を見たり、「バスク十字」と呼ばれるバスクのシンボル「ラウブル」のマークや、「しるし」を意味するバスクの旗「イクリニャ」を探してみたりと、スペインバスクの町並みをたっぷりと堪能することができます。また、港まで足を伸ばせば、町の対岸にある、隣国フランスのアンダイエの港のおだやかな風景も楽しむことができます。一方、かわいらしい町並みとは対照的な、重厚で厳しい城壁や、サンタマリア城門、サン・ニコラス門などを回り、遊歩道を通って、かつて城があった場所を眺めてみると、この町の古い歴史を感じることもできます。旧市街のメイン広場、アルマス広場に面して建つ、カルロス5世の城は、中世の雰囲気をそのままに、現在も古城ホテルとして観光客に開かれています。ホテル内には、宿泊者専用のテラスがあり、そこから見える海の眺めは圧巻です。