スペイン アランフェスの文化的景観の観光・見所について

アランフェスの文化的景観

アランフェスの文化的景観

アランフェスはスペイン、マドリード州の南部に位置する都市です。スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴが作曲した「アランフェス交響曲」は世界的に有名ですが、このアランフェスという街自体はあまり知られていません。ですが、アランフェスの文化的景観と言われる庭園や宮殿は非常に美しく、世界遺産にも登録されています。アランフェスは街の周囲が乾燥地帯にもかかわらず、タホ川に沿って栄えているため緑も多く、中世の雰囲気をまとっています。潤いのあるこの街はかつて、王侯貴族の避暑地として発展したため王族が様々な娯楽を楽しむために作られた「農夫の家」や、「船乗りの家」があります。かつての王族の達のきらびやかな生活を感じたり、広大な敷地のある宮殿の庭園を散策すしたりとゆったりと楽しむことができます。広大な土地を歩くのも楽しいですが歩くとかなり時間がかかるので、機関車の形の観光バス「チキトレイン」に乗って風景を楽しむのもいいでしょう。

アランフェスの文化的景観1 アランフェスの文化的景観2

見どころ

アランフェスに残されている王宮と庭園を含む景観は、2001年に「アランフェスの文化的景観」として世界遺産に登録されました。アランフェスの宮殿は16世紀にフェリペ2世によって建築が命ぜられ、18世紀のフェルナンド6世の時代に完成しました。その後、カルロス3世によって宮殿の拡張が行われ、建設当初から完成までおよそ100年以上の時間がかかっています。宮殿の見どころは、その美しい外観、27もの部屋と庭園です。荒野の中に突如として現れるオアシスのような存在感のある王宮の中は見学できるようになっており、壁一面が陶磁器のレリーフで飾られた「磁気の間」や、贅を尽くした豪華な内装の「王座の間」があります。最大の見どころは「アラブの間」です。アルハンブラ宮殿の二姉妹の間を真似て作ったとされるこの部屋は、細やかな着色が施されており非常に美しい様子になっています。庭園はタホ川の流れを巧みに利用した作りになっていて、緑と水の調和を楽しむことができます。この庭園内には、カルロス4世が狩猟やビリヤードといった娯楽を楽しむために建てた「農夫の家」があります。名前のイメージとは全く逆のゴージャスできらびやかな内装が施された、いわば別荘のような建物です。また、舟遊びを楽しんだ際の船が展示されている「船乗りの家」もあります。スペイン黄金時代に世界中から集めた様々な植物を見られるのも、この庭園の見どころの1つとなっています。

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マドリッド発 【プライベートツアー】 アランフェスと美しい町チンチョン1日観光

世界遺産に登録されているスペイン王室の宮殿と庭園が有名な「アランフェス」と、ニンニクとアニス酒が有名でマヨール広場が有名な美しい小さな町「チンチョン」を専用車で巡ります。

1名様あたり料金

81.00EUR (13,592円)~

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