オーストリアモーツァルトの住居の観光・見所について

モーツァルトの住居

ザルツブルクの新市街地のバス通りに面したところに、モーツァルトの住居だった建物があります。肌色あるいは部分によってはピンク色をの建物は、周りの他の建物とは異なっているため、少し遠くから見てもとても目立つ外観です。モーツァルトの住居であったこの建物は、かつては「タンツマイスターハウス」（ドイツ語で舞踏会教師という意味）と呼ばれていました。その名の由来は、ここの元の住人であった、ローレンツ・シュベッガーの息子、フランツ・カールが舞踏の大家で、自宅の２階を舞踏のレッスン場としていたことにあります。なお、フランツ・カール・シュベッガーは、モーツァルトの両親の結婚の立会人でもありました。そして、1767年のシュベッガーの死後、この家は、シュベッガーの姪が相続しましたが、姪はここには住まずに、２階の舞踏の稽古場が貸し出されたため、モーツァルトの父親がここを借りて、ピアノの展示販売場とする一方、間もなく家族でこの家に暮らすようになりました。しかし、モーツァルト自身は、その後、演奏旅行などで忙しくなり、家にはいないことが多かったようです。

見どころ

モーツァルトの住居は、第二次世界大戦時に空襲により建物の大半が破壊されてしまいましたが、その後、紆余曲折を経てモーツァルテウム財団によって買い取られ再建されました。ここでは、モーツァルト時代に使われていた楽器や当時の資料などが展示されています。また、ミュージアムショップでは、モーツァルトの曲のCDや写真、ポストカードなどが販売されています。

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