ロンドン交通博物館
ロンドン交通博物館は、鉄道やバスなどの交通に関する様々な展示を見ることができる、幅広い年齢の見学客で賑わっています。大英博物館やバッキンガム宮殿、ビッグ・ベンなど、多くの観光地を持つこの街でも人気の観光地の一つとなっています。ロンドンの交通の歴史は古く、特に通称「チューブ」と呼ばれている地下鉄は、世界で初めて開業したという歴史を持っています。また、ロンドンの定番の光景でもある街を走る二階建バスや、商標も取得しているイギリスタクシー「ロンドンタクシー」など、ロンドンと交通は切り離せない関係にあります。博物館にはミュージアムショップも併設されていて、交通に関わるグッズなどを購入することができます。販売されている商品は、スタイリッシュでデザイン性の高い商品も充実していて、交通ファンのみならず、お土産の購入の場としても幅広い観光客に魅力的な場所となっています。
見どころ
かつて花市場があったコベンドガーデン内の一部に、ロンドン交通博物館はあります。ロンドン交通のあらゆる資料や展示を見ることができるこの博物館の一番の見どころは、実物大の車両の展示です。特に、二階建ての乗り物が館内にずらりと並べられている光景は圧巻です。この実物大の車両の中には、乗り込むことも可能な体験型の展示物もあります。実際に運転席に乗ってハンドルを握ることもでき、子供に限っては、当時の運転手の制服を実際に着て、運転手体験をすることもできます。かつてイギリスで盛んに利用されていた馬車も、重要な乗り物の一つとして展示されています。また、アートとも言えるような、デザイン性の高い地下鉄ポスターやパンフレットなども展示されていて、そのクオリティーの高さは必見です。さらに、マニアには見逃せない、鉄道やバスで使われていた看板の展示も充実しています。館内には、地下鉄を作っていた当時の工事の様子や、実際の電車の中の様子を再現した蝋人形の展示もあります。まるで映画やドラマのワンシーンに潜り込んでしまったかのようなリアルな雰囲気を作り出した展示物で、見て触って楽しみながら交通について学べる内容となっているため、大人も子供も楽しめるゾーンとなっています。別のコーナーには、世界各国の地下鉄路線図が張ってあるゾーンもあり、海を渡ったイギリスの地で、東京の地下鉄路線図の展示を見るという不思議な体験をすることもできます。