ロイヤルアルバートホール
ロイヤルアルバートホールは、ロンドン中心街のサウス・ケンジントン周辺にある歴史的な建物です。19世紀にビクトリア女王によってオープンされて以来、15万以上ものイベントを開催してきました。クラシックコンサートだけでなく、様々なジャンルの音楽コンサート、バレエ、さらにはボクシング、プロレスリング、テニスなどのスポーツ大会まで行われる巨大なイベントホールとして世界的に有名な建造物です。8000人が入る巨大ウェディングケーキのようなこの建物の中の天井は、白いお皿の裏のような照明がついていて、イベント中にあらゆる色の照明を鮮やかに魅せます。ホールの北側には芝生の美しいハイドパーク、南側には世界の名門理系大学であるインペリアル・カレッジ・ロンドン、さらには音楽で有名なロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックと芸術学校のロイヤル・カレッジ・オブ・アートに挟まれています。
見どころ
音楽、芸術に恵まれるロンドンの中でもロイヤルアルバートホールでのコンサートは有名なものが多いです。特に毎年夏に行われる「BBCプロムナードコンサート」が有名どころです。略してプロムスとも呼ばれ、BBCが主催するイギリスの夏の音楽祭であり、毎年世界中から有名な指揮者、オーケストラ、歌手が集まります。1日で多いとふたつのコンサートがあり、イギリスだけでなく世界的に有名なオペラ団やオーケストラ、バレエ団が公演のために集まってきます。ですのでロンドンに旅行する際は、建物を見るだけでなくコンサートや劇をロイヤルアルバートホールで観ることをおすすめします。建物内の見学ツアーも1時間に1度あるので、コンサートの前や後に観客席や展示ギャラリーなどの説明を聞くのも楽しいと思います。また、建物の外装も美しく、レンガとテラコッタで飾られた豪華な円形のホールをハイドパークでピクニックしながら眺めるのもいいかもしれません。周辺には自然史博物館から、科学博物館、ビクトリア・アンド・アルバート博物館、ケンジントン宮殿に公園と、観光名所が満載の地域です。また、近くには高級デパートのハロッズもあります。ロンドンの中心部ですので、交通手段は問題ありません。バス、電車(ピカデリー線、ディストリクト線、サークル線)、タクシーの交通アクセスも便利です。