イギリス セントポール大聖堂の観光・見所について

セントポール大聖堂

セントポール大聖堂

ロンドンの金融街に突然あらわれる大きな寺院、セントポール大聖堂はイングランド国教会、ロンドン教区の主教座聖堂です。イギリス観光で外すことのできない、歴史的にも価値のある建物です。セントポール駅から徒歩5分でセントポール大聖堂のすぐ近くに来ることができます。敷地の周りをぐるっと回ると正面につき、印象的な二つの塔が迎えてくれます。幅74m,奥行き157mの建物で、ロンドン中から見ることのできる真ん中のドームは111mもの高さがあります。このドームがロンドンのいたるところから見ることができるように幾つかの地域では建物の高さ制限がされており、市民と観光客が楽しめるように工夫されています。604年からこの地に寺院は築かれていましたが、何度も再建され、今残っているのは1666年のロンドン大火後に建築家クリストファー・レンが設計したもので、二度の対戦をくぐり抜けてなお美しい姿を見せてくれています。

セントポール大聖堂1

見どころ

セントポール大聖堂の中に入ったらまずは入り口でオーディオガイドを借りてみましょう。ガイドブックなどだけでは知ることのできないたくさんの情報を、実際のものを目の前にして説明が聞けるので、より楽しめること間違いありません。入ってすぐに目に入るのは、やはり、直径34mの大きなドームでしょうか?外から見ても目を引きますが、内側から見ても素晴らしく、天井部には「聖パウロの一生」が金色を使って描かれています。つい上ばかり見上げてしまいますが、床も素晴らしく黒白の市松模様の中、ドームの下だけは美しい装飾のされた床になっています。地下には教会らしく多くの著名人のお墓があります。ここを設計したクリストファー・レン、イギリス海軍のネルソン提督、看護師のナイチンゲールなど、墓碑で埋め尽くされています。教会としての利用では元首相チャーチルの葬儀はエリザベス2世の元、国葬でセントポール大聖堂で執り行われたほか、1981年のチャールズ皇太子と故ダイアナ妃の結婚式も行われました。ロンドン中から見ることのできるドーム部分には登ることができます。とはいっても、階段しかなく、最上部まで500段以上ありとても狭いのですが、遮るものがない360度の景色は素晴らしいものがあります。また、途中まで登るだけでも祭壇を上から見ることができ、楽しむことができます。セントポール大聖堂は今でも教会としての役割を担っており、日曜にはミサがあり、1日の中で祈りの時間なども持たれています。その時間帯は祭壇近くには行けなかったりするので、芸術的な建物として楽しみたい場合は事前に公式ホームページで催し物の時間を確認することをお勧めします。