セブン・シスターズ
セブン・シスターズとは、イギリスの南の端にある海食岸です。石灰岩が海に浸食されてできた地形になっており、真っ白で波打った岸壁が、7人の女性が並んでいるように見えることからこの名前がつきました。この地域はセブン・シスターズカントリーパークと呼ばれ、多くの動物や植物、環境が保護されています。牧場が海岸への道の途中にあるため、放牧されている牛や羊などを眺めることができます。また、カモメをはじめとする海鳥も海沿いに生息しているので、いつもは出会えない動物にも出会えます。このセブン・シスターズは、ペンキを塗ったような一面の白色の崖があるので、崖の上からの眺めも下から見上げる眺めも人気があります。映画にも登場するほどの美しい眺めを堪能していく旅行客も多いようです。アクセスもロンドンから日帰りで行けるほどの近さで、車やバスツアーで行くのが便利です。
見どころ
セブン・シスターズカントリーパークの見どころといえば、やはりセブン・シスターズの絶景が一番に挙げられます。石灰岩の真っ白の崖と、その上の放牧地の緑とのコントラストが美しく、この眺めを求めて訪れる人もいるようです。また、セブン・シスターズカントリーパークの入り口にはビジターセンターがあるので、ここで公園の地図を手に入れることができます。バスを降りてからは歩くことになりますが、イギリスの伝統的な田園風景を眺めて散歩ができるので、ゆったりとした時間を過ごしたい人にはおすすめです。途中、放牧している動物が逃げないように柵があるのも、日本にはなかなか見られない光景です。運が良ければ、牧羊犬が羊を追いかけている姿を見ることもできるかもしれません。路線バスの停留所から約40分ほど歩くと、セブン・シスターズにたどり着きます。崖の上には柵が作られておらず注意が必要ですが、自然が作ったままの姿を見ることができます。真っ白な崖の側面は時間によっても表情を変えるので、日中と夕暮れの2つの顔を見比べてみることもセブン・シスターズに行くのであれば見どころの一つとなっています。時間に余裕があれば、ビーチヘッドまで約2時間ほどの散歩を楽しんでもいいかもしれません。浜辺に座りながら、海とセブン・シスターズを眺めれば、壮大な景色に圧倒されるでしょう。ロンドンの町並みも魅力的ですが、ちょっと足を伸ばしてイギリス海峡とセブン・シスターズを見にハイキングに行ってみてはいかがでしょうか。