旧王立海軍学校
グリニッジ天文台で知られるこの都市は天文台と旧王立海軍学校を含むエリアが世界遺産に登録されています。イギリスの旧王立海軍学校で知られるこの建物は、セント・ポール大聖堂などを設計したクリストファー・レンによって船乗りの病院として1703年に建てられました。その後、1873から1998年まで王立海軍学校として使われ、現在ではグリニッジ大学と音楽学校が建物の一部を使っています。クリストファー・レンらしいバロック建築と2つのドームが印象的で、テムズ川と建物の外観が作り出す風景は大変美しいものです。病院が建てられる以前はここに宮殿があり、ヘンリ−8世とエリザベス1世の生誕の場所としてイギリスの歴史に名前を残しています。ここまでの交通機関は様々あり、一般的なカティサーク駅の利用だけでなく、テムズ川の遊覧船、フェリー、そして歩行者専用のテムズ川地下道を歩くルートがあります。グリニッジを満喫できる方法ですので、ぜひ行き帰りは違うルートを利用してほしいものです。
見どころ
カティサーク駅を降りてカレッジ・ウェイを行くと見えてくる旧王立海軍学校ビジターセンターにまず入ってみましょう。現在の建物のすぐ下に宮殿だった頃の遺構が見つかったため、その復元されたものが飾られています。特にヘンリ−8世とその4番目の妻の結婚時のものは目を引きますね。毎日14時からはガイドツアーが催されていますが、ツアーでなくても建物内部をみられます。それでは一番の目玉、二つのドームの内部を見に行きます。片方は食堂でペインテッド・ホールと呼ばれており、ジェームズ・ソーンヒルによって描かれた天井画に目を奪われます。ドームと絵画のペアはセント・ポール大聖堂と同じチームでの制作です。手前にジェームズ・ソーンヒルのセルフポートレートが迎えてくれるように振り返っています。もう一つのドームは礼拝堂です。ここではロープと錨のシンボルが旧王立海軍学校であったことを物語っています。天井の彫刻は青と金の素晴らしいコントラストで飾られています。時間が遅くて建物内に入れなかった場合でも敷地内は自由に歩くことができます。広い中庭の中心にジョージ2世の像があり、地面を見ながら歩いているとヘンリ−8世とエリザベス1世が生まれた場所であると書かれた石碑が埋まっており、イギリスの歴史に深く関わる場所であることを感じます。最後にもう一度ビジターセンターでグリニッジのジオラマを見てみましょう。その周りのスクリーンで古代ローマから現代までのグリニッジの歴史を見ることができます。
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