スコットモニュメント
スコットモニュメントは、イギリス、スコットランドのエジンバラにある、尖った形が特徴の塔のことです。塔はスコットランドの詩人であるウォルター・スコットを記念して建てられたもので、19世紀中期では一般的であるゴシック様式が採用されています。高さは約60メートルにもなり、詩人を記念した建築物としては世界最大といわれることから、彼の偉業があたえた影響を感じることができます。エジンバラは、スコットランドの首都として政治の都市と言われているだけでなく、旧市街・新市街どちらも世界遺産に登録されており、歴史的産物も大変多い、由緒ある街です。また古くから小売業や金融業などで栄えましたが、芸術関係の学校や博物館なども多い文化的な特徴も併せ持っています。そのような特徴から、毎年多くの観光客で賑わい、人数でいえばロンドンについでイギリスでは第2位の観光客が訪れる街です。緯度が高いにもかかわらず、エジンバラを含めスコットランドは冬でも比較的温暖な気候が特徴です。
見どころ
イギリスを代表する観光地、エジンバラには様々な歴史的・文化的な建築物や遺跡を目にする事ができます。その中でも特に、エジンバラのアイコンともいえる存在の「スコットモニュメント」はおすすめスポットです。スコットモニュメントは、エジンバラ駅近くの広場にあり、すぐ見つけることができます。スコットモニュメントは中から登ることができ、上には展望スペースが設けられています。しかし、イギリスの天候はすぐ変わりやすいのが特徴なので、晴れた日に訪れるほうが眺望も美しいです。展望スペースからは旧市街・新市街を一望でき、北部にはフォース湾を望むことができます。塔のある広場にはお土産やさんやワッフルを提供してくれるお店、冬にはホットワインを売っているお店など、多くのお店が建ち並んでいます。また、街自体が世界遺産に登録されているので、銀行や図書館、マンションなども19世紀のままという歴史を直に感じることができるような街並みが魅力の一つです。特に「ロイヤル・マイル」とよばれるエジンバラのメインストリートは、石畳の道路と、石造りの歴史的建造物が建ち並んでいるので、荘厳であり上品な雰囲気を醸し出しているので、多くの観光客が訪れるエリアです。また街の中心部分には「国立スコットランド美術館」があり、スコットランドを代表する絵画や彫刻などが展示されています。ここでも、建物自体が石造りで威厳のあるたたずまいなので、建物ごと芸術作品と評されるほどです。