アイルランド トリニティーカレッジとケルズの書の観光・見所について

トリニティーカレッジとケルズの書

トリニティーカレッジとケルズの書

アイルランドの首都ダブリンには、アイルランドで最古の国立大学であるダブリン大学トリニティ・カレッジがあります。世界の大学ランキングでも上位にランキングすることも多いこの大学は、1592年にイギリスのエリザベス一世によって作られた伝統のある大学です。世界的に活躍している卒業生も多く持ちます。また、歴史ある石造りの建物は重厚な外観で、威厳のある貴高さを感じさせる造りとなっています。ダブリンの町で世界的にも有名な観光スポットとなっているのが、このトリニティーカレッジとケルズの書です。大学内には、様々な施設があり、観光客など一般の人でも利用できる場所も多くあり、ダブリンの観光スポットの一つとなっています。しかし、アイルランドを代表する大学の一つであるトリニティ・カレッジの存在以上に、世界に知られる重要な存在となっているのが、「ケルズの書」です。図書館の美しさはもとより、このケルズの書を目当てにこの大学を訪れる観光客も多くいるほどです。

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見どころ

トリニティーカレッジ内には、美術館や鐘楼、チャペル、ギャラリーなどがありますが、カレッジ内にある、2つの図書館のうち、特に展示のために使用されているオールドライブラリーは必見スポットです。1712年から1732年頃に、トーマス・バーフによって建てられたこの図書館には、アイルランドの国宝と言われる「ケルズの書」が保管されていて、一般の人も見学することができるようになっています。新約聖書の、マタイ伝、ルカ伝、マルコ伝、ヨハネ伝の4つの福音書の写本であるケルズの書は、8世紀から9世紀頃にアイルランドのキリスト教修道士らによって作られました。ケルズ修道院というところで完成したため、その名が付けられたと言われています。非常に貴重な手書きの聖書の写本で、「ダロウの書」「リンディスファーンの福音書」とともに「ケルトの三大装飾写本」の一つと言われています。また、世界で一番美しい本とも言われていて、世界でも高い評価を受けています。ケルズの書の表紙にはベラム紙と呼ばれる子牛皮紙が使われていて、この皮は、185頭もの牛から作られたものとも言われています。また、書の中には、鳥や動物、幾何学の文様が多く記されていて、その文字や文様の中には、ケルト文化の流れを受けていると言われているものもあり、書中の文字や文様一つ一つが必見となっています。

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