シュノンソー城
人口約300人ほどのシュノンソーは、フランス中部のアンドル=エ=ロワール県に位置しています。街はロワール渓谷内のシュール川右岸にあります。気候は温暖ですが、夏は比較的に暑いです。
シュノンソーにはフランス観光の目玉であるシュノンソー城があるので、シーズン中は多くの観光客で賑わいを見せます。フランスではベルサイユ宮殿に次ぐ人気のお城です。現実の世界とは思えない高くて深いポプラ並木を通り抜けると、まるでおとぎの世界に入り込んだようなたくさんの花々や美しいお城が現れます。15世紀の城塞の名残であるマルクの塔や16世紀に建てられた初期ルネッサンス様式の棟、シュール川にかかるアーチ型の橋などどれも美しく貴品が漂っています。ディアーヌ・ド・ポワティエの庭も夏には100本以上のハイビスカスを咲かせ、中世の王妃たちの華やかな生活が想像できます。
シュノンソー城は、11ヶ国語によるiPodのビデオ、ガイド付きの見学が行われています。
見どころ
シュール川をまたいで建っているシュノンソー城は、歴代の城主が女性だったので貴婦人たちの城とも呼ばれています。このお城はレオナルド・ダ・ビンチをフランスに呼んだアンリ二世にまつわるお城です。シュノンソー城は20歳年上の愛妾ディアーヌ・ド・ポワティエや本妻のカトリーヌ・ド・メディシスなどの6人の女性に愛され、管理され保護されてきました。城内には女性の複雑な心移りが読み取れる、美しく哀しいエピソードが残っています。
シュノンソー城には蝋人形館やボートの遊覧、ディアンヌ・ド・ポワティエとカトリーヌ・ド・メディシスの庭園、16世紀の農園、花工房などいろいろとお城の周辺を散策できます。また城内では、護衛兵の間や礼拝堂、各貴婦人の間、フランソワー一世のサロンやルイ十四世のサロンなどを見学できます。特に各貴婦人の間は、居室によってがらりと雰囲気が変わるので、かなり見応えがあります。
その他にシュノンソー城の見所は、カトリーヌ・ド・メディシスがシュール川にかかる橋に建てさせたギャラリーです。幅6メートル、長さ60メートルのギャラリーは、18個もある窓から明るい日差しが差し込み、白と黒のおしゃれなタイル張りの床では、華麗な舞踏会が繰り広げられました。またこのお城には、まさに美術館と呼ぶにふさわしい絵画コレクションやフランドル地方のタペストリーを所蔵しています。
城内には高級フランス料理のレストランが併設されており、こちらも楽しむことができます。
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